副鼻腔炎の手術で死亡する可能性はありますか?また、後遺症はありますか?
過去に鼻副鼻腔炎の手術による死亡例が報告されており、後遺症が残る可能性も考えられます。
過去に副鼻腔炎の手術による死亡例が報告されています。
死亡例についてまとめた研究によると副鼻腔炎の手術中に死亡する原因の多くは、手術で使用した麻酔薬などによるショック死と言われています。
また、
- 副鼻腔炎の手術後合併症として血管の損傷(手術中に血管を傷つける)
- 見え方への影響(目の周りの組織を傷つける)
- 髄液漏(脳を包む膜が破れて髄液が漏れる)
などのリスクが考えられます。
それらの合併症に伴い複視(ものが二重に見える)、視力の低下や頭痛、ふらつき、倦怠感といった後遺症が残る可能性があります。
どのような手術にもリスクは伴います。手術を受けるかどうかに関しては主治医の先生とメリット・デメリットをよく相談したうえで決めましょう。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
副鼻腔炎
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ