副鼻腔炎の手術後の痛みや出血はいつまで続くのでしょうか?
手術後の痛みや出血はそれぞれ数日から1週間程度続くことがあります。
手術後の痛みに関して
手術後の痛みは、数日から1週間程度と言われています。痛みの程度は個人差がありますが、適切な鎮痛薬を使用し痛みを緩和します。
手術後の出血に関して
手術後1週間程度は出血のリスクがあります。手術後に出血がみられる場合は手術中に鼻の中に入れたガーゼを一度抜き、鼻の中の状況を確認します。その上で止血効果のある薬を浸したガーゼや綿を入れて止血を試みます。
それでも止血できない場合には、再度全身麻酔をかけ直して手術場で止血処置を行う場合もまれにあります。止血できた場合には、再度鼻の中にガーゼを入れて出血しないように鼻の中から圧迫します。
自宅退院後に鎮痛薬を内服しても我慢ができない痛みや出血がみられる際は、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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副鼻腔炎(蓄膿症)とはどのような病気ですか?
鼻腔のまわりにある副鼻腔という空洞が炎症を起こす病気です。
副鼻腔炎にはどのような人がなりやすいですか?
糖尿病やぜんそくなどの持病があるとなりやすいと言われています。
副鼻腔炎が発症する原因は何ですか?
ウイルスや細菌、アレルギーなどが原因になります。
副鼻腔炎を放置するとどうなりますか?
副鼻腔の炎症が目や脳にまでじかに及んで合併症を引き起こすことがあります。
副鼻腔炎と蓄膿症の違いは何でしょうか?
いずれもほぼ同じものを指す言葉です。
副鼻腔炎ではどのような症状が見られますか?
鼻づまり、口呼吸、黄色い鼻水が出るなどがよく見られる症状です。
副鼻腔炎と症状が似ている他の病気はありますか?
鼻水がのどに垂れる感じが続く場合、慢性上咽頭炎の疑いがあります。
副鼻腔炎で、医療機関を受診する目安はありますか?
症状がよくなったり悪くなったりを繰り返している場合、早めに受診しましょう。
副鼻腔炎は、主にどのようにして診断しますか?
鼻の中の観察やCT検査を実施し、副鼻腔に膿がたまっているかどうかを確認します。
副鼻腔炎は、主にどのような検査を行いますか?
鼻の中に光を当てて目視でのぞいてみるほか、鼻の内視鏡やレントゲンなどの検査を行います。
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