発熱と喉の痛みがある場合、どのような病気が考えられますか?
かぜ、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、細菌性副鼻腔炎などの感染症が特に考えられます。
発熱と喉の痛みがある場合、主に感染症が原因であることが多いです。
具体的な病気としては以下のような病気が考えられます。
かぜ
ライノウイルスなどのウイルスによって引き起こされます。発熱や喉の痛み以外に、鼻水や咳などの症状が現れます。通常、症状は軽度で数日から1週間程度で改善します。
インフルエンザ
インフルエンザウイルスによって引き起こされます。38℃以上の高熱、喉の痛みに加え、頭痛、関節痛、全身倦怠感、鼻水、咳などの症状が現れます。症状はかぜよりも重く、迅速な治療が必要です。
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によって引き起こされます。発熱、喉の痛みに加え、息苦しさ、倦怠感、頭痛、下痢、腹痛、味覚・嗅覚異常、関節痛、筋肉痛などのさまざまな症状が現れることがあります。検査と隔離が必要です。
細菌性副鼻腔炎
インフルエンザ菌や肺炎球菌などが原因となって引き起こされます。発熱や喉の痛みに加え、鼻水、鼻づまり、悪臭、頭や頬の痛みなどの症状が現れます。抗菌薬による治療が重要です。
溶連菌感染症
A群β溶血性連鎖球菌による感染症です。突然の高熱と激しい喉の痛みが特徴的で、抗生物質による治療が必要です。
発熱と喉の痛みがある場合、感染症が疑われるため、原因となる病原体を特定し、適切な治療を受けるためにも、すぐに専門の医療機関を受診するようにしましょう。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
山本 舜悟 (編著). かぜ診療マニュアル第2版. 日本医事新報社. 2017
厚生労働省.“令和4年度インフルエンザQ&A”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2022.html,(参照 2024-09-11).
診療の手引き検討委員会.“新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き”.厚生労働省.https://www.mhlw.go.jp/content/000936655.pdf,(参照 2024-09-11).
急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン作成委員会.“急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン”.UMIN PLAZAサービス.https://plaza.umin.ac.jp/jrs/pdf/guideline_demo.pdf,(参照 2024-09-11).
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