扁桃炎・急性扁桃炎
「扁桃炎」とは、喉の奥にある扁桃腺という部分が細菌やウイルスに感染して炎症が起こることを言います。のどの違和感から次第にのどの激しい痛みや嚥下痛などがおこります。治療を行うと1週間ほどで治りますが、放置すると扁桃腺に白い斑点状の膿ができることがあります。疑われる場合はすみやかに耳鼻科を受診してください。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
喉の奥にある「扁桃」という部位に細菌やウイルスが感染して、炎症が起こる病気です。
扁桃炎は扁桃の炎症全般を指し、急性扁桃炎はその中でも特に急に強い炎症を扁桃に起こした状態のことを言います。
習慣性扁桃炎とは、1年に4回以上、2年に5~6回以上の頻度で急性扁桃炎を繰り返す症状のことを言います。
直接的な原因ではないものの、働き過ぎやストレスが原因で免疫力が低下することで扁桃炎になる場合があります。
扁桃炎が悪化して片側だけ腫れることがあります。
喉の痛みに加えて発熱もある場合、1週間を目安に仕事や学校を休むことが多いです。
その性病によって特徴的な喉の所見を呈することがありますが、それだけで判断することは難しいです。
10代や20代でも急性扁桃炎・咽頭炎になるリスクはあります。
扁桃炎の喉の痛みなどの使用される解熱鎮痛薬や抗炎症薬は、オンラインでも市販されています。
感染症の一般的な予防である、手洗い、うがい、換気、マスク着用を含む咳エチケットを心がけてください。
原因となるウイルスや細菌の種類等により異なりますが、一般的に1~2週間程度は注意が必要です。
扁桃炎は通常、治療により1週間くらいで症状が治まります。
ウイルス性では対症療法となることが多いですが、細菌性では抗菌薬加療が治療の中心となります。
扁桃炎の治療としてうがいは推奨されますが、抗菌薬の使用が必要となることもあります。
仰向けで息苦しさが現れる場合は、急性喉頭蓋炎の可能性があります。受診を検討してください。
細菌の感染が原因となり、扁桃が急性の炎症をおこした状態です。
扁桃炎は再発する場合があります。再発を繰り返す場合は、習慣性扁桃炎とも言われます。
原因となるウイルスや細菌により異なりますが、他の人に感染する可能性はあります。
淋菌やクラミジア、単純ヘルペルウイルスは性的な接触で感染し、扁桃炎の原因となります。
扁桃炎と口内炎は、異なる要因で同時に発症する場合と、共通の原因で併発する場合があります。
扁桃炎の治療で抗菌薬を内服している場合は、薬の副作用で下痢となることがあります。
放散痛などが原因で耳に痛みを生じることがあります。
扁桃炎を年に何回も繰り返す場合には、扁桃腺をとる手術の適応となります。
扁桃炎は溶連菌感染などにより、関節痛を伴うことがあります。持続する場合は、合併症の評価が必要です。
急性扁桃炎では寒気や悪寒を伴うことがあります。
扁桃の周囲に膿がたまっている場合には、注射針を刺したり、粘膜を切ったりして膿を出します。
扁桃炎の主な感染経路は飛沫感染と接触感染です。
疲れで免疫力が低下し、扁桃炎を発症しやすくなります。
耳鼻咽喉科を受診し、治療方針の相談をしましょう。手術をすすめられる可能性もあります。
エアコンによる空気の乾燥は、扁桃炎に悪影響を与えます。
トローチは扁桃炎の症状緩和に有効な場合があります。
扁桃炎は喉の痛み、発熱、扁桃の腫れが目安です。
扁桃炎でも入浴は可能です。
炎症の起こる範囲が異なります。
扁桃炎と口内炎は、異なる要因で同時に発症する場合と、共通の原因で併発する場合があります。
早ければ数日から1週間程度で治ります。
喉の奥の喉頭に炎症があり、声が元に戻るまで1~2週間程度かかります。
のど飴は扁桃炎の症状を和らげる効果がある場合があります。
扁桃炎を繰り返したり、扁桃炎が原因となる病気が悪化することがあります。
食べてはいけないものはありませんが、刺激物は避けたほうが無難です。
扁桃炎に効果のある食べ物はありません。飲み込みやすいものを食べましょう。
全身の炎症による影響や嚥下困難によるものが考えられます。
喉に痛みがある場合には扁桃炎の可能性もあります。
口蓋扁桃は口を大きく開けたときに、喉の奥の両側に見える隆起した部分です。
主に外部からのウイルスや細菌の侵入を防ぐためです。
症状が続く場合には医療機関を受診してください。受診までの間は解熱鎮痛薬を使用しましょう。
細菌感染が原因の場合は抗菌薬などを使用することがあります。腫れの原因により異なります。
扁桃炎の可能性があります。症状が続く場合には医療機関を受診しましょう。
扁桃腺の片側だけの痛みは、扁桃炎以外にも扁桃周囲炎や扁桃周囲膿瘍、まれに腫瘍の可能性もあります。
腫れた喉はでは赤く腫れ、白い膿がつくこともあり、抗菌薬などで治療が必要となることもあります。
扁桃腺の膿は 自分で取ろうとせず、耳鼻咽喉科を受診し、適切な処置を受けましょう。
扁桃腺が腫れやすい人は、過度のストレス環境にある、十分な睡眠を取れていないなどの特徴がみられます。
扁桃腺の腫れは多くの場合、自然治癒しますが、細菌性の場合は抗生物質などの治療が必要な場合があります。
疲れやストレスは、体の免疫力を低下させるため、扁桃腺が腫れる原因のひとつとなります。
扁桃腺にできものができた場合は、まずは耳鼻咽喉科を受診して、診察を受けることが大切です。
扁桃腺がイガイガするときは、手洗い、うがい、休息などを徹底することを意識しましょう。
扁桃腺が腫れて痛みがある場合の治し方は、原因によって異なります。
扁桃腺がボコボコして治らない場合は、まずは耳鼻咽喉科を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。
扁桃腺の腫れは、頭痛や首の痛みを引き起こすことがあります。
現時点では、月経周期と扁桃腺の腫れとの間に、医学的因果関係を示す明確な報告や根拠はありません。
扁桃腺に口内炎のような白いものができた場合、耳鼻咽喉科を受診し、適切な診断と治療を受けてください。
症状について
主な症状は発熱と喉の痛みです。
溶連菌やアデノウイルスなどの細菌やウイルスなどが原因として考えられます。症状は発熱や喉の痛みなどがあります。
扁桃炎は喉の違和感から始まります。風邪による喉の痛みに似ていることがあります。
咳やくしゃみなどの飛沫や手などの接触により人にうつる可能性があります。
疲労やストレスが溜まり、体の抵抗力や免疫力が低下している時に扁桃炎を発症しやすく、扁桃腺が腫れやすくなります。
頭痛に対しては一般的に解熱鎮痛剤が使用されますが、頭痛がひどい場合は受診をおすすめします。
発熱などの症状が持続する期間は一般的に1週間程度とされますが、改善しない場合は受診をおすすめします。
扁桃炎を発症しても目立った発熱がみられない場合もあります。
薬による症状緩和や加湿などのセルフケアを行います。
原因微生物や治療の有無によって異なります。
解熱し、喉の痛みが和らいできます。
舌の根本や軟口蓋に炎症が及ぶことがあります。
扁桃腺によい食べ物というものはありません。
薬の調整などの治療方針の変更を行うことがあります。主治医に相談してください。
受診について
治療について
原因が細菌の場合は抗菌薬を使用し、ウイルスの場合は喉の痛みや腫れ、発熱などの症状に応じた治療薬を内服します。
治療を行うことで数日から1週間ほどで治ることが多いです。
正確な診断と適切な治療を早期に行うことが重要です。また、十分な休息と水分補給も早く治すために大切です。
急性扁桃炎・咽頭炎の原因が細菌感染かウイルス感染かによって治療法が変わります。
十分な睡眠や休息をとったり、水分補給を行ったり、のどを冷やしたりすることで症状緩和が期待できます。
自然治癒することもありますが、場合によっては重症化します。症状がつらいときは我慢せず受診してください。
扁桃炎が繰り返し起こる場合には、口蓋扁桃摘出術という手術で扁桃を摘出することも検討されます。
扁桃炎は自宅で治せることもありますが、溶連菌が原因の場合や症状がひどい場合は、受診が必要です。
食事が取れないほどの喉の痛みがある場合や、炎症が周囲に波及している場合には入院することがあります。
口蓋扁桃摘出術について解説で説明します。
手続きや支援について
検査について
薬について
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ