伝染性単核球症と帯状疱疹の治療中、高熱が続くが大学病院へ行くべきでしょうか?
20代・女性のご相談
ご家族の体調について、とても心配されていることと思います。現在、EBウイルス感染症で入院中とのことですが、さらに帯状疱疹も発症されていると伺いました。発熱が続き、脾臓のあたりに痛みがあるため、慢性活動性EBウイルス感染症への移行を心配されているのですね。
EBウイルス感染症は通常、数週間で自然に治ることが多いですが、まれに慢性化することがあります。この場合、発熱やリンパ節の腫れ、脾臓や肝臓の腫れ、貧血などの症状が長引くことがあります。
今の状況を整理してみましょう。
- EBウイルス感染症で1か月入院中
- 発疹が出て、治療を受けている
- 退院前に帯状疱疹を発症し、点滴治療中
- 帯状疱疹の治療開始5日目に再び高熱が出た
- 脾臓のあたりに痛みがある
これらの情報から、現時点で慢性活動性EBウイルス感染症に移行したと断定するのは難しいです。
脾臓の痛みは、EBウイルス感染症によるものかもしれませんが、帯状疱疹による神経痛や他の原因も考えられます。
まずは、担当医にご家族の不安を率直に伝え、以下の点について相談してみてください。
高熱の原因について
血液検査などで感染症や炎症の有無を確認する必要があるかもしれません。
脾臓の痛みの原因について
EBウイルス感染症や帯状疱疹、他の原因があるかどうか、診察や検査で確認してもらいましょう。
慢性活動性EBウイルス感染症の可能性について
評価してもらうことが大切です。
治療方針について
現在の治療が適切か、他の治療法が必要かどうか、担当医と相談しましょう。
転院の必要性について
必要であれば、より専門的な医療機関への転院も考えてみてください。
ご家族の症状は複雑ですが、まずは担当医に不安や疑問を伝え、今後の治療方針についてしっかり相談することが大切です。どうかお大事になさってください。
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