高齢者の発熱対応で特に気をつけるべきことを教えてください。
高齢者は発熱しても熱が上がりにくく、食欲低下やぼんやりするなど症状がわかりにくいため、体調の変化に気づいたら早めに病院を受診しましょう。
高齢者の発熱は、若い人とは違った特徴があり、特に注意が必要です。
年齢とともに体温を調節する力や免疫の働きが弱くなるため、重い病気にかかっても高い熱が出ないことがよくあります。平熱や少しの熱でも、体のなかでは病気が進んでいる場合があるのです。
また、発熱だけでなく「食欲がない」「元気がない」「ぼんやりしている」といった、わかりにくい症状から始まることもあります。
そのため、高齢者が熱を出したときには次のことを心がけましょう。
- 普段から体温を測り、自分の平熱を知っておく
- 体調に少しでも変化を感じたら、早めに病院を受診する
- 発熱時は脱水しやすいので、こまめに水分を摂る
- 寒気があるときは体を温め、熱が高くてつらいときは体を冷やす
高齢者の発熱の原因には、肺炎、尿路感染症、インフルエンザなどの感染症が多くみられますが、がんなど、感染以外の病気が隠れていることもあります。
特に「意識がはっきりしない」「息が苦しい」「高い熱が続く」といった症状がある場合は、すぐに病院で診てもらうことが大切です。
無所属 看護師
杉本 和仁 監修
(参考文献)
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