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この病気のQ&A : 22件
下腹部の痛み
同義語
お腹が痛い
「下腹部の痛み」とは、へそより下側のお腹が痛む症状です。ストレスや暴飲暴食、運動不足などが原因で下腹部痛が生じることがあります。基本的には、下腹部痛は消化器の病気の可能性が高いため、内科あるいは消化器科を受診し、生理不順や不正出血などを伴う場合は産婦人科、突然の激しい痛みがある場合は危険な病気の可能性があるので、救急外来を受診しましょう。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
下腹部の痛みについて、知りたいことを選択してください
おすすめのQ&A
右下腹部の痛みと不正出血が続いています、何科を受診すべきでしょうか?
右下腹部の痛みが1週間続いています。痛みは徐々に現れ、改善も悪化もしていません。また、生理ではないのに腟から出血したり茶色のおりものがほぼ毎日あります。精神的なストレスや肉体的な疲労も感じています。尿道のかゆみや不快感も年に数回あります。どの科を受診すべきか教えてください。
50代 / 女性
右下腹部痛と腟からの出血でお悩みとのことで、また、こめかみの痛みや吐き気などの症状もあるとのことで心配ですね。 いただいた情報をもとに精一杯回答させていただきます。
早急に婦人科あるいは泌尿器科を受診しましょう
右下腹部痛と腟からの出血やおりものは、子宮や卵巣の問題(例えば、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症など)、または泌尿器系の疾患(尿路感染症や腎盂腎炎など)が原因であらわれることがあります。特に、閉経後の出血は子宮体がんの可能性も考えられるため、早急な診察が推奨されます。
右下腹部の痛みが徐々に現れ、持続していること、そして閉経後に不正出血があることは、特に注意が必要です。これらの症状は、時として重篤な疾患が原因であることがあります。特に、閉経後の出血は、通常は認められず、子宮や卵巣の病変を疑う重要な兆候です。
また、尿道のかゆみや不快感からは、泌尿器科的な問題も考えられます。 内科系のかかりつけ医がある場合には、まずはそちらで相談し、必要に応じて適切な専門科への紹介を受けることが望ましいです。早めの診察をお勧めします。
この度は、ユビーかんたん医療相談でご相談いただきありがとうございます。 ほかにも気になることがございましたら、いつでもご相談ください。
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下腹部痛と過去の高熱、クラミジアの可能性はありますか?
下腹部に重たい感じやチクチクした痛みが3日前からあります。おりものは普通です。5月に2回高熱が出て、首のリンパが腫れました。インフルやコロナは陰性でした。クラミジアの可能性はありますか?
20代 / 女性
ご相談いただきありがとうございます。 下腹部の痛みや重たい感じが続いているとのこと、心配ですね。
下腹部の痛みの原因について
まず、下腹部痛の原因として考えられるものにはいくつかあります。例えば、消化器系の問題、泌尿器系の問題、婦人科系の問題などが挙げられます。特に女性の場合、卵巣や子宮に関連する問題が原因となることがあります。 クラミジア感染症についても考慮する必要があります。
クラミジアについて
クラミジアは性行為を通じて感染することが多く、症状としては下腹部痛や異常なおりもの、排尿時の痛みなどが現れることがあります。また、上腹部痛が見られる場合肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)と呼ばれる状態の可能性があります。その場合、不妊症や異所性妊娠の原因となる可能性があるため受診が必要です。ただし、クラミジア感染症は無症状であることも多いので、症状だけで判断するのは難しいです。
5月に高熱が2度も出たことや、首のリンパの腫れがあったことも気になります。これらの症状が関連している可能性もありますので、医療機関で詳しく相談することをお勧めします。炎症数値が高かったことも、体内で何らかの感染や炎症が起きていたことを示しています。
以下の点について医療機関で確認すると良いでしょう。
- 下腹部痛の原因として考えられる他の可能性(消化器系、泌尿器系、婦人科系の問題)
- クラミジア感染症の検査の必要性
- 5月の高熱とリンパの腫れが現在の症状と関連しているかどうか
重篤な疾患を示唆する兆候としては、持続的な高熱、激しい腹痛、異常なおりもの、排尿時の痛み、体重減少などがあります。これらの症状が現れた場合は、早急に医療機関を受診することが重要です。これらの症状は、感染症や炎症、さらには腫瘍などの重篤な疾患の可能性を示すことがあるためです。
まとめ
クラミジア感染症の可能性については、医療機関で相談し、必要な検査を受けることをお勧めします。また、5月の高熱とリンパの腫れが現在の症状と関連しているかどうかも確認してください。 お近くの婦人科は、こちらから検索できますのでご活用ください。
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症状について
病気について
どのような病気が下腹部の痛みの原因として考えられますか?
便秘や急性虫垂炎、膀胱炎、生理痛、異所性妊娠などが原因として考えられます。他にもさまざまな病気が原因になります。
下腹部の鈍痛が続く原因となる病気には何がありますか?
前立腺炎・精巣上体炎のような泌尿器の病気、月経困難症・卵巣茎捻転など子宮や卵巣の病気、便秘・腸炎など腸の病気が考えられます。
お腹が張るような痛みの原因となる病気には何がありますか?
便秘、過敏性腸症候群、腸閉塞、呑気症などの病気があります。
へそ周りのチクチクする痛みの原因となる病気には何がありますか?
便秘、過敏性腸症候群、急性虫垂炎の初期症状などの病気があります。
女性で下腹部が痛む場合、どのようなことが原因として考えられますか?
生理痛・排卵痛・異所性妊娠・卵巣茎捻転などの病気が原因として考えられます。
下腹部の痛みの原因に急性胃腸炎の可能性はありますか?
急性胃腸炎の可能性はあります。下痢や嘔吐などの症状を伴うことが多いです。
下腹部の痛みの原因に急性虫垂炎の可能性はありますか?
急性虫垂炎(俗に言う「もうちょう」)の可能性はあります。胃のあたりの痛みから始まり、右下腹部に痛みが移動することが典型的です。
下腹部の痛みの原因に子宮外妊娠の可能性はありますか?
子宮外妊娠の可能性はあります。生理が来ない、不正出血、下腹部痛などが典型的な症状です。
下腹部の痛みの原因に精巣上体炎の可能性はありますか?
精巣上体炎の可能性はあります。尿道からの細菌感染が原因です。
受診について
治療について
薬について
下腹部の痛みに効果のある薬はありますか?
一般的な鎮痛薬が効果的な場合もありますが、基本的には原因となる病気の治療により下腹部の痛みも和らいでいきます。医療機関を受診して、適切な治療を受けることが必要です。
便秘による下腹部の痛みや張りに効く薬はありますか?
市販の下剤や整腸剤が効く可能性があります。ただし、がんや神経の病気など、他の病気が便秘を引き起こしている可能性もありますので、症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。
生理痛による下腹部の痛みに効く薬はありますか?
イブプロフェン(ブルフェン®︎)やロキソプロフェン(ロキソニン®︎)のような鎮痛薬が有効です。
感染性胃腸炎による下腹部の痛みに効く薬はありますか?
胃腸にやさしい痛み止めや、腸の動きを和らげる薬を使用することがあります。
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下腹部の痛み
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(参考文献)
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