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子宮筋腫
「子宮筋腫」とは、子宮にできる良性の腫瘍のことをいいます。子宮筋腫は女性であれば誰でもなりえる、比較的よくある病気で、主に月経の異常やお腹の痛み、貧血、お腹のしこりなどの症状が見られます。月経の異常やお腹の痛み、貧血、お腹のしこりなどの症状があるときは、婦人科の受診を検討してください。
産婦人科
小笹 勝巳 監修
病気について
子宮筋腫とはどのような病気ですか?
子宮にできる良性の腫瘍です。
子宮筋腫にはどのような人がなりやすいですか?
年齢、人種、生活習慣、妊娠・出産回数、家族歴などさまざまな要素が関係しているとされています。
子宮筋腫を放置するとどうなりますか?
無症状のまま閉経を迎えることも多いですが、腫瘍が大きくなったり症状が強くなったりして治療が必要になることもあります。
子宮筋腫は、がんになるのでしょうか?
子宮筋腫は良性の腫瘍のため、癌化する(=悪性の腫瘍になる)ことはありません。
過多月経による貧血の原因として、子宮筋腫の可能性はありますか?
子宮内膜を圧迫するように子宮筋腫があると、過多月経になることがあります。
生理痛がひどい場合、子宮筋腫の可能性はありますか?
子宮筋腫の多くは無症状ですが、下腹部痛などの原因となることがあります。
性行為のしすぎが子宮筋腫の原因になることはありますか?
性行為が子宮筋腫の直接的な原因となることはないと言われています。
子宮筋腫の患者さんがやってはいけないことはありますか?
禁止事項はありませんが、過度なストレスを避け、整った食生活を心がけましょう。
ストレスが原因で子宮筋腫が大きくなることがありますか?
ストレスも多少関係していると考えられています。
症状について
子宮筋腫ではどのような症状が見られますか?
月経の異常やお腹の痛み、貧血、お腹のしこりなどです。
子宮筋腫と症状が似ている他の病気はありますか?
癌(がん)をはじめ、婦人科の他の疾患でも近い症状になることがあります。
漿膜下筋腫(しょうまくかきんしゅ)ではどのような症状が見られますか?
漿膜下筋腫は、腫瘍が大きくなるまで症状があまり見られないのが特徴です。大きな漿膜下筋腫は、下腹部の膨満感や頻尿などの原因となります。
子宮筋腫の症状に痛みはありますか?
腰痛・下腹部痛や、月経痛、性交時痛が現れることがあります。
子宮筋腫では自覚症状はありますか?
症状がないことも多いですが、月経の異常や下腹部痛などの症状が出ることもあります。
子宮筋腫で、おならが出やすくなることがありますか?
子宮筋腫が大きくなって腸を圧迫すると、便秘になっておならが出やすくなる可能性はあります。
受診について
診断について
検査について
治療について
一般的にどのような治療を行いますか?
薬物療法や手術などの選択肢の中から、症状や状況に応じた治療を選んで行います
治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
内服薬やミレーナを用いた治療、手術などの選択肢を、症状や状況に応じて検討します。
手術の方法にはどのようなものがありますか?
腫瘍の大きさや部位、子宮を残すかどうかなどによって、さまざまな方法があります。
子宮筋腫がある場合、サプリメントを摂取しても大丈夫でしょうか?
女性ホルモン様作用があるサプリメントについては注意が必要です。
子宮筋腫がある場合、出産は帝王切開になりますか?
必ずしも帝王切開術が必要となるわけではありませんが、子宮筋腫の位置や大きさ、分娩経過によっては帝王切開術が必要となることもあります。
妊娠中に子宮筋腫が見つかった場合、どのように治療していきますか?
妊娠中は対症療法や経過観察を行うことが多いです。
ミレーナは子宮筋腫に効果がありますか? 副作用はありますか?
子宮筋腫に伴う過多月経には効果が期待できます。不正出血などに注意が必要です。
子宮全摘出をした場合に、後遺症が残る可能性はありますか?
国内においては安全に施行されていることが多い手術ですが、あくまで手術ですので、合併症や後遺症の可能性がないとは言い切れません。
子宮筋腫の大きさが何センチになると手術の適応になりますか?
5~6cmがひとつの目安ですが、妊娠希望や、症状の有無、筋腫の位置などによって個別に判断されます。
子宮筋腫の手術では入院期間はどのくらいですか?
手術方法や施設によって異なります。
薬について
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