子宮筋腫
「子宮筋腫」とは、子宮にできる良性の腫瘍のことをいいます。子宮筋腫は女性であれば誰でもなりえる、比較的よくある病気で、主に月経の異常やお腹の痛み、貧血、お腹のしこりなどの症状が見られます。月経の異常やお腹の痛み、貧血、お腹のしこりなどの症状があるときは、婦人科の受診を検討してください。
産婦人科
小笹 勝巳 監修
おすすめのQ&A
もっと見る症状について
腰痛・下腹部痛や、月経痛、性交時痛が現れることがあります。
症状がないことも多いですが、月経の異常や下腹部痛などの症状が出ることもあります。
子宮筋腫が大きくなって腸を圧迫すると、便秘になっておならが出やすくなる可能性はあります。
漿膜下筋腫は、腫瘍が大きくなるまで症状があまり見られないのが特徴です。大きな漿膜下筋腫は、下腹部の膨満感や頻尿などの原因となります。
癌(がん)をはじめ、婦人科の他の疾患でも近い症状になることがあります。
月経の異常やお腹の痛み、貧血、お腹のしこりなどです。
病気について
ストレスも多少関係していると考えられています。
10代や20代でも子宮筋腫になる可能性はありますが、頻度は高くありません。
性行為が子宮筋腫の直接的な原因となることはないと言われています。
禁止事項はありませんが、過度なストレスを避け、整った食生活を心がけましょう。
子宮筋腫の多くは無症状ですが、下腹部痛などの原因となることがあります。
子宮内膜を圧迫するように子宮筋腫があると、過多月経になることがあります。
子宮筋腫は良性の腫瘍のため、癌化する(=悪性の腫瘍になる)ことはありません。
無症状のまま閉経を迎えることも多いですが、腫瘍が大きくなったり症状が強くなったりして治療が必要になることもあります。
年齢、人種、生活習慣、妊娠・出産回数、家族歴などさまざまな要素が関係しているとされています。
子宮にできる良性の腫瘍です。
治療について
手術方法や施設によって異なります。
子宮筋腫自体を自身で治すことは難しいでしょう。月経時の痛みや貧血症状に対しては対症療法が可能です。
治療期間は選択する治療法によって異なります。
5~6cmがひとつの目安ですが、妊娠希望や、症状の有無、筋腫の位置などによって個別に判断されます。
国内においては安全に施行されていることが多い手術ですが、あくまで手術ですので、合併症や後遺症の可能性がないとは言い切れません。
子宮筋腫に伴う過多月経には効果が期待できます。不正出血などに注意が必要です。
妊娠中は対症療法や経過観察を行うことが多いです。
必ずしも帝王切開術が必要となるわけではありませんが、子宮筋腫の位置や大きさ、分娩経過によっては帝王切開術が必要となることもあります。
女性ホルモン様作用があるサプリメントについては注意が必要です。
腫瘍の大きさや部位、子宮を残すかどうかなどによって、さまざまな方法があります。
内服薬やミレーナを用いた治療、手術などの選択肢を、症状や状況に応じて検討します。
薬物療法や手術などの選択肢の中から、症状や状況に応じた治療を選んで行います
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