子宮筋腫はどのくらいの期間で治りますか?
治療期間は選択する治療法によって異なります。
子宮筋腫は閉経後には自然に縮小して治ることが期待できますが、それ以外の場合には自然に治る可能性は低いでしょう。
症状が重い場合には治療を要しますが、治療期間は選択する治療法によって異なります。
薬物治療
女性ホルモンの産生を抑える薬物を服用することで、ホルモンバランスが閉経後の状態に近くなり、子宮筋腫の成長を抑制します。
治療を開始して数週間から数ヶ月程度で縮小効果などが期待できます。ただし、この薬剤を長期間服用すると骨粗鬆症などのリスクが増加するため、6ヶ月以上服用することはできません。
また、服用を終了することで、腫瘍が再び成長する可能性があります。そのため、薬剤治療では根治的な治療になりません。
手術療法
年齢や挙児希望などを踏まえて子宮全摘術や子宮筋腫摘出術が行われます。治療期間として1週間前後の入院、術後数週間の術後療養を推奨されることが多いでしょう。
一般的に腹腔鏡を用いた手術のほうが、お腹を開いて行う開腹手術に比べて体の負担が小さく、入院期間、その後の療養期間も短い傾向があります。
筋腫の位置や大きさによっては、子宮鏡を用いた手術を行うこともあります。腟から子宮鏡を挿入して行う手術で、最も体の負担が小さい手術です。数日以内に帰宅でき、術後の安静も短くなります。
その他にも子宮動脈塞栓術などの処置を行うこともあります。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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