妊娠
「妊娠」とは、精子と卵子からなる受精卵が女性の子宮の内膜に潜り込む(着床)ことによって成立します。妊娠が成立している場合の兆候や症状に、つわりやお腹の張りといったものがあります。「妊娠しているかも?」と感じたら、産婦人科を受診しましょう。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
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精子と卵子からなる受精卵が女性の子宮の内膜に潜り込む(着床)ことによって成立します。
定期的に妊婦健診を受けながら、順調であれば妊娠40週前後で出産となります。
異所性妊娠や妊娠高血圧症候群、早産などをはじめ、時期ごとにさまざまな病気のリスクがあります。
流産とは、赤ちゃんがお母さんの体の外では生きていけない妊娠22週未満に妊娠が終了することです。
逆子とは、子宮内にいる赤ちゃんの頭がお母さんの頭側にある状態のことです。
一般的には排卵の2日前頃に性交を行うと妊娠しやすいとされています。
一般的には若くて月経周期が安定しており、健康的な生活を送っている女性ほど妊娠しやすい傾向にあります。
特にありませんが、ずっと立っていると立ちくらみが起きやすいので注意しましょう。
過度なストレスを避け、健康的な生活習慣を維持することが重要だと考えられます。
実際には妊娠していないのに妊娠していると感じることです。
タイミングをとる際には、排卵後よりも排卵前のほうが妊娠しやすいとされています。
無痛分娩は、麻酔で出産時の痛みを和らげ、産後の回復促進なども期待される方法ですが、リスクも伴います。
医療機関によりますが、無痛分娩費用は「正常分娩費用+約10~20万円」です(2025年1月時点)。
症状について
妊娠初期には気分の悪さ(つわり)や性器出血、中期以降は性器出血や腹痛、頭痛、むくみ、食欲の低下などが見られることがあります。
月経の遅れに加えて、倦怠感や気分の悪さ(つわり)を多くの方が感じます。胸やお腹の張りなどを感じる方もいます。
個人差はありますが、早ければ妊娠3週頃から体調の変化を感じる方もいます。
性行為から2週間程度、妊娠4週ごろから倦怠感や気分不快などを感じることがあります。
妊娠していない場合でもストレスで生理が遅れたり、ホルモンバランスの変化から妊娠様の体調変化が生じたりすることもあります。
受診について
診断について
検査について
主に経腟超音波検査を行います。尿検査や血液検査も行うことがあります。
妊娠4〜5週以降から陽性になります。
体重・血圧の測定や尿検査、超音波検査などを行い、母子の状態を確認します。
検査の内容などによって金額が異なります。自治体による公費負担が受けられる場合も多いので、ぜひ補助を活用しましょう。
妊娠4週後半から5週以降、子宮内の赤ちゃんの様子が確認できるようになります。
検査が推奨される時期(生理予定日の約1週間後)になったら使うようにしましょう。
陽性になるとは限りません。正しい検査結果が出ない可能性があります。
変わらないと考えられています。
製品や購入場所で差があり、1回用で250円から800円、2回用で600円から1,000円程度です。
正しく使用した場合、99%以上の精度があるとされています。
可能性はあります。
少量であれば、判定窓に尿が中に入らないようになっているため検査可能です。
担当医に確認しましょう。
正確な医学用語ではありませんが、一般的に判定時間を過ぎてから現れる薄い線のことを指します。
テストスティックの本数と、販売価格が違います。
はい、がんが原因で妊娠検査薬が陽性になることがあります。
本来の妊娠検査薬の使用可能時期より早く検査して妊娠判定を行うことです。
正確な医学用語ではありませんが、生理予定日当日や数日前から試すようです。
通常の妊娠検査薬よりも早い時期に妊娠の可能性を調べられるものです。
10,000円弱~15,000円程度が目安と考えましょう。
医療機関の妊娠検査で妊娠が確認された後から行きましょう。
保険適用されません。
基本的な受診頻度の目安は決められていますが、多少早めに行っても問題ありません。
妊娠が判明した後、母体と胎児の健康状態を総合的に把握するために行われる一連の検査です。
場合によって血液検査による妊娠判定が行われることがあります。
細長いプローブを膣内に挿入し、超音波を用いて胎児や子宮や卵巣、卵管、膀胱などを観察する検査です。
新型出生前診断(NIPT)は、母体の血液を採取して胎児の染色体異常を調べる検査です。
主に、胎児に生まれつきの病気がないかどうか調べます。
母体のお腹に細い針を刺して羊水を採取し、胎児由来の細胞を調べる検査です。
出生前診断の確定的検査の一種です。胎盤の一部である「絨毛」と呼ばれる組織を採取して検査します。
胎児に染色体異常があるか調べるための検査です。
妊婦さんから採血した血液を用いて、胎児に特定の染色体異常があるかどうかを調べる検査です。
胎児の染色体異常のリスクを評価するため、超音波検査と母体血清マーカー検査を組み合わせたものです。
妊婦の血液を採取し、胎児の染色体異常や神経管閉鎖障害のリスクを推定する検査です。
治療について
手続きや支援について
薬について
(参考文献)
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