子宮筋腫の手術では入院期間はどのくらいですか？

子宮筋腫の手術の入院期間は手術法や施設によって異なりますので、詳細はかかっている病院にお問い合わせください。

手術は、

• 子宮鏡手術（腟から子宮に内視鏡を挿入する手術）
• 腹腔鏡手術（小さな切開から内視鏡を挿入する手術）
• 開腹手術（お腹に切開を入れて目視で行う手術）

の3つに大きく分けられます。
おおよその入院期間の目安としては、腹腔鏡手術で4～5日程度です。子宮鏡手術ではこれより短く、逆に開腹手術ではこれより長くかかる傾向があります。

また、筋腫の切除ではありませんが、「子宮動脈塞栓術」といって、カテーテルという細い管を血管に通して、筋腫に栄養を送る血管を詰まらせてしまう治療もあります。この場合の入院期間は、平均して約1.5日～4日程度です。

子宮筋腫のいずれの治療法にも長所と短所があり、筋腫の存在する位置・大きさや、年齢、今後の妊娠希望の有無などをもとに手術法を決定します。