子宮頸がん
「子宮頸がん」とは、子宮の入り口である「子宮頸部」に発生するがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)という性交渉で移るウイルス感染が原因とされています。特に若い女性の子宮頸がんの発症が多く、初期は無症状の場合がほとんどなので、定期的ながん検診がとても大切です。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
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子宮の腟側にある管状の部分を子宮頸部と呼びます。この子宮頸部にできるがんを子宮頸がんと言います。
HPV(ヒトパピローマウイルス)に長期間感染することが主な原因とされています。
がんが進行していき、完治が難しくなっていきます。命に関わるため、早めの対処が重要です。
子宮頸がんは大まかにⅠ~Ⅳ期に分類されます。
進行度によって異なります。発見が早ければ早いほど、高い確率で完治を目指せます。
性行為でのウイルス感染が主な原因とはなりますが、実際に子宮頚がんを発症するかどうかは免疫力なども重要な要素となります。
症状は患者さんによって異なりますが、初期には症状はなく、がんが進行してくると不正出血が出てくることがあります。
出産によって治ることは期待できません。
陽性の場合には子宮頸がんの精密検査が行われ、その結果により治療法が決められます。
高度異形成とは、子宮頸がんになる以前の前がん病変のことであり、治療が必要です。
Ⅲ期~Ⅳ期でがんが広範囲に広がっていたり、転移がみられる場合など、病変の進行に伴い、治療に難渋することが予想されます。
子宮頸がんの症状にお腹の痛みはありますが、ほかに症状がなければ可能性は低いと考えられます。
子宮頸がんは、一般的には前がん病変を経て、数年以上かけてゆっくり進行します。
性経験のない子供が子宮頸がんになる可能性は低いと考えられます。
子宮頸がんの原因となるウイルスは、主に性交渉により感染します。
進行したり転移した場合には、しこりができることがありますが、初期ではしこりに触れることはありません。
症状について
初期の子宮頸がんのほとんどが無症状です。進行すると不正出血や下腹部の痛み、おりものの異常などが出現します。
初期には症状がないことがほとんどです。そのため早期発見のためには、がん検診の定期的な受診が大切です。
不正性器出血を来す他の疾患には、子宮体がんや月経異常、子宮頸部や子宮内膜のポリープなどがあります。
検診で異常が指摘されたり、異常なおりものや不正出血などで気づく場合があります。
子宮頸がんワクチンの主な副作用(副反応)として、発熱や接種部位の痛みや腫れなどがあります。
子宮頸がんは進行するまで症状がなく、セルフチェックはできません。
子宮頸がんの症状として水っぽいおりものが出ることもありますが、原因はほかにもさまざまあります。
子宮頸がんの初期症状として、痛みの症状が出ることは少ないです。
受診について
診断について
検査について
超音波検査などの画像検査や、血液検査などを行います。
子宮頸がんを見逃す可能性があり、大変危険です。
コルポスコピー自体、産婦人科で受けていると思いますが、引き続き産婦人科を受診しましょう。
結果がNILMであれば正常所見、それ以外の場合には異常所見の可能性があります。
ありますが、非常にまれだと考えられます。
再検査が必要となった状況によって異なるため、一概にはお答えすることができません。
コルポスコピーは必須ではありませんが、行われることもあります。現時点でがんの可能性は低いと考えられます。
通常は妊娠初期に子宮頸がん検査を行います。
子宮頸がん検診は子宮頚部をこすって細胞を採るため、検査後に出血することがあります。
通常は1ヶ月以内に検診結果がわかります。
妊娠の可能性がある場合には、その旨を検診を受ける前に伝えて対応を相談しましょう。
治療について
早期のがんは局所の手術で治療可能ですが、進行がんの場合は放射線治療や薬物治療も含めた治療が必要となります。
子宮頸がんの進行度によって大きく異なります。進行しているほど、治療は困難となります。
病気の進行の程度や治療の選択肢によっては、妊娠・出産できる可能性を残したまま治療することができます。
性生活や入浴に制限がある場合や、日々の体調管理によりいっそう注意していただく必要がある場合があります。
子宮頸部の部分的な切除から子宮周囲をすべて切除する術式までさまざまな術式があります。がんの広がりやステージ等に応じて決められます。
術式などによって大きく異なりますので担当医にご確認ください。一般的には円錐切除術であれば一時間程度、それ以外の術式なら数時間以上かかることが多いでしょう。
子宮頸がんの手術のひとつであり、子宮頸部の一部を切り取ります。がんが前段階の場合等で行われます。
個々人の病状や、手術の方法によっても異なりますので主治医と相談するのが良いでしょう。
一般的に出血量は多くありませんが、術後1~2週間程度でかさぶたがとれるで再出血することがあります。
早期の子宮頸がんや手術適応のない子宮頸がんを除いて子宮を摘出することが一般的です。
子宮頸がんの治療は基本的に保険適用となりますが、治療方法に応じて金額は異なります。
治療の種類や経過等によって数日から数週間と大きく異なります。
再発を確実に予防する方法はありません。定期的な検査が必要です。
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(参考文献)
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