子宮頸がん検診前に性行為をした場合、検査に影響はありますか?
検査結果に大きな影響はないとされています。
子宮頸がん検診前に性行為を行った場合でも、検査結果に大きな影響はないとされています。子宮頸がん検診では、子宮頸部の細胞を採取して検査を行いますので、細胞を採取する際に検体に精子を含む可能性はあります。
しかし、子宮頸がん検診で検査するのは、子宮頸部の細胞の変化やHPVウイルス感染の有無であり、どちらの検査も精子の影響は少ないと報告されています。もし不安な場合は、受診予定の医療機関に確認するといいでしょう。
株式会社BearMedi 臨床検査技師
佐々木 祐子 監修
(参考文献)
国立がん研究センター.子宮頸がん 予防・検診.国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方向けサイト,https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/prevention_screening.html(参照 2025-06-09)
日本医師会.子宮頸がん検診Q&A.知っておきたいがん検診,https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/type/cervix/qa/(参照 2025-06-09)
Nicolas Wentzensen et al. Cervical Cancer Screening-Past, Present, and Future . Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2021, 30, 432-434.
Yi-Sheng Chao et al. HPV Self-Sampling for Primary Cervical Cancer Screening: A Review of Diagnostic Test Accuracy and Clinical Evidence – An Update [Internet]. CADTH Rapid Response Reports. 2019, , .
Warner K Huh et al. Use of primary high-risk human papillomavirus testing for cervical cancer screening: interim clinical guidance. Obstet Gynecol. 2015, 125, 330-337.
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