シスプラチン（ランダⓇ注）では、どのような副作用がみられますか？

シスプラチン（ランダⓇ注）の主な副作用として、吐き気・嘔吐（85.3%）、食欲不振（74.6%）、脱毛（24.4%）、全身のだるさ（42.0%）などが報告されています。

また、重大な副作用として以下のようなものが報告されています。このような症状や気になることがある場合には、主治医または薬剤師に相談してください。

重大な副作用

• 急性腎障害（頻度不明）：尿量減少、顔や手足の浮腫、頭痛などの症状がみられることがあります。
• 骨髄抑制：汎血球減少（頻度不明）、貧血（30.8%）、白血球減少（40.0%）、好中球減少（頻度不明）、血小板減少（19.5%）等：貧血、発熱、出血傾向などの症状がみられることがあります。
• ショック（頻度不明）、アナフィラキシー（0.1%未満）：発疹、顔面蒼白、浮腫、呼吸困難などの症状がみられることがあります。
• 聴力低下・難聴（2.8%）、耳鳴（3.3%）：耳が聞こえにくい、耳鳴りがするなどの症状がみられることがあります。
• うっ血乳頭、球後視神経炎、皮質盲（いずれも頻度不明）：視野が狭くなる、目が見えにくいなどの症状がみられることがあります。
• 脳梗塞、一過性脳虚血発作（いずれも頻度不明）：突然認める片側の手足や顔の麻痺、頭痛、言語障害などの症状がみられることがあります。
• 溶血性尿毒症症候群（頻度不明）：紫斑、尿量減少、浮腫などの症状がみられることがあります。
• 心筋梗塞、狭心症、うっ血性心不全、不整脈（いずれも頻度不明）：急激な前胸部の圧迫感、胸の痛み、呼吸困難などの症状がみられることがあります。
• 溶血性貧血（頻度不明）：全身倦怠感、皮膚や結膜などが黄色くなる、赤褐色尿などの症状がみられることがあります。
• 間質性肺炎（頻度不明）：発熱、空咳、呼吸困難などの症状がみられることがあります。
• 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群（頻度不明）：全身倦怠感、頻尿、喉の渇きなどの症状がみられることがあります。
• 劇症肝炎（頻度不明）、肝機能障害（頻度不明）、黄疸（0.1%未満）：食欲不振、全身倦怠感、皮膚や結膜などが黄色くなるなどの症状がみられることがあります。
• 消化管出血、消化性潰瘍、消化管穿孔（いずれも頻度不明）：下血、みぞおちの痛みや圧痛、激しい腹痛などの症状がみられることがあります。
• 急性膵炎（頻度不明）：急に胃のあたりがひどく痛む、吐き気、嘔吐などの症状がみられることがあります。
• 高血糖、糖尿病の悪化（いずれも頻度不明）：口渇、多飲、多尿などの症状がみられることがあります。
• 横紋筋融解症（頻度不明）：手足の筋肉の痛み、脱力感、赤褐色尿などの症状がみられることがあります。
• 白質脳症（可逆性後白質脳症症候群を含む）（頻度不明）：記憶力低下、喋りにくい、ふらつきなどの症状がみられることがあります。
• 静脈血栓塞栓症（頻度不明）：局所の痛み、圧痛、表在静脈の怒張などの症状がみられることがあります。