小細胞肺がん
「小細胞肺がん」とは、いくつかある肺がんの組織型のうちのひとつです。喫煙との関連が強く、進行が速いことが特徴で、放置すると死に至る病気です。咳や血痰などの症状が出ますが初期症状がない場合も多いので、定期的な健康診断や肺がん検診を受けましょう。主な診療科は呼吸器内科や呼吸器外科です。
京都大学医学部附属病院呼吸器内科 呼吸器内科
渡邉 アヤ 監修
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最大の原因は喫煙です。他にラドンという気体も関連があると言われています。
5年生存率は、ステージⅠ~Ⅳの順に約39%、26%、16%、2%です。
禁煙や受動喫煙の回避が最も効果的です。健康的な生活習慣も重要です。
患者さんの状態や治療にもよりますが、抗がん剤治療を行った場合の生存期間は約7~18ヶ月程度です。
がんが肺以外の臓器や反対側の肺に広がった状態です。
小細胞肺がんの5年生存率は、ステージ3では16.3%、ステージ4では2.0%との報告があります。
がんが片側の肺や限定されたリンパ節にとどまる状態の小細胞肺がんです。
受診について
症状について
治療について
進行度に合わせ、手術や放射線治療と抗がん剤治療の組み合わせや、抗がん剤単独による治療が行われます。
早期のうちに見つかれば治る可能性があります。
完治は難しいですが、適切な治療で予後が改善することもあります。
主に細胞障害性抗がん剤で治療し、全身状態に応じて免疫チェックポイント阻害剤を併用します。
限局型では化学療法と放射線療法を併用します。進展型では抗がん剤治療が中心です。
薬について
(参考文献)
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