痰に血が混じる（血痰）

咳などをしたときに痰に血液が混ざっている症状を指し、医学的には「血痰」といいます。

血痰の原因には危険な病気が含まれますので、自己判断はなさらずに必ず受診して下さい。特に解説に挙げるような症状がある場合は緊急的な受診が必要です。

血痰は気道（のど、気管支、肺など）の出血によって起こるため、ストレスが血痰の直接的な原因とはなりません。

のどからの出血が原因で血痰となることがあります。治療は耳鼻咽喉科が専門となります。

血痰の主な原因は気道の損傷です。頻度としてはかぜや肺炎などの感染症が原因であることが多いです。

風邪をひいたときに痰に血が混ざることはあります。

解説に記載してあるような症状がある場合は救急医療の受診が必要です。救急的な状況ではない場合、まずはかかりつけ医を受診しましょう。

少量の出血であったとしても、肺がんや結核など重要な病気が隠れていることがあるため、受診は必要です。

原因となる病気の治療が血痰に対する根本的な治療となりますが、応急的に止血剤やカテーテル治療などを行うこともあります。予防方法は原因によって異なりますが、喫煙は血痰を起こす多くの病気のリスクになるため、禁煙することをおすすめします。