咽頭がん
「咽頭がん」とは、鼻の奥と食道を繋ぐ「咽頭」という通り道にできるがんのことで、症状には声の枯れや喉の強い痛みと出血、呼吸困難があります。治療では放射線の照射や抗がん剤の使用、手術によるがんの切除を行います。声のかすれや首のしこりがある場合、咽頭がんが疑われるので耳鼻咽喉科を受診しましょう。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
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のどにできる悪性腫瘍のことを咽頭がんと呼びます。
中咽頭がんは女性よりも、男性で発症することが多いです。
ステージ4の場合、5年後の生存率は35~50%です。
咽頭がんの進行スピードは個々の患者さんによって異なります。
中高年の男性で多い傾向にあります。
はい。男性と比べると少ないものの、女性でも咽頭がんは見られます。
咽頭がんを含む、口腔・咽頭がんとしての5生存率は63.5%とされています。
進行度別の5年生存率を解説でお示しします。
徐々に進行し、窒息など命に関わる深刻な状態になります。
5年生存率を解説にお示しします。
咽頭がんのほか、慢性扁桃炎やカンジダ症などの可能性があります。
がんができる場所が違います。
喉の違和感や首のしこりなどがあります。
主に喉そのものですが、耳や首が痛むことがあります。
同じ咽頭がんですが、発生する部位が異なります。
内視鏡検査やCT検査、生検などを行います。
HPVは中咽頭がんの主な原因です。
咽頭がんの可能性もありますが、原因の多くは良性の疾患です。
症状について
過度の飲酒と喫煙が主な原因です。また、ウイルスへの感染によっても発症リスクが上昇します。
のどの痛みや違和感、首のリンパ節の腫れなどの症状があります。
軽度の喉の違和感や持続的な喉の痛みなどが出現することがあります。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
のどの部分に、赤色や白色の腫れ、ただれができます。
がんができる場所により異なりますが、のどの痛みや耳の痛み、顔の痛みなどが現れることがあります。
呼吸困難や出血などの症状が出現します。
上咽頭がんでは首にしこりができることがあります。
治療について
受診について
(参考文献)
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