咽頭がんを放置するとどうなりますか?
徐々に進行し、窒息など命に関わる深刻な状態になります。
咽頭がんを放置すると、以下のような命に関わる深刻な状態になります。
腫瘍の増大と気道閉塞
咽頭は呼吸の通り道の側にあるため、がんが大きくなると気道を塞いで、窒息を引き起こす危険があります。呼吸困難が生じた場合には、緊急気管切開が必要になることもあります。
嚥下障害と栄養失調
食べ物や水分が飲み込めなくなり、体重減少や脱水、栄養障害を引き起こします。
激しい痛み
腫瘍が大きくなると、咽頭・頸部に強い持続痛が出現し、進行とともに痛みは強くなります。
出血や壊死
腫瘍が血管を破壊すると、大量出血を起こすことがあります。腫瘍の壊死によって、強い腐敗臭(悪臭)も生じます。
生命予後の悪化
治療可能な時期を逃すことで、根治の可能性がなくなり、緩和的な治療のみが選択肢となります。放置されたがんは急激に状態が悪化し、短期間で死亡に至ることも少なくありません。
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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