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子宮体癌
同義語
子宮体がん
「子宮体癌」とは、子宮のうち「体部」と呼ばれる部位の癌(がん)で、月経時以外の出血(不正出血)が代表的な症状です。子宮体癌になった場合、子宮や卵巣を摘出する手術や、抗がん剤・放射線による治療が行われます。不正出血や褐色のおりものがある場合は、すぐに婦人科を受診しましょう。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
病気について
「子宮体癌」とはどのような病気ですか?
子宮体部と呼ばれる、妊娠時には赤ちゃんを養う部位に生じるがんを「子宮体癌」と呼びます。
子宮体癌のセルフチェックはできますか?
不正出血が頻繁に見られる、閉経後も出血があるといった場合には注意が必要です。症状検索エンジン「ユビー」でもセルフチェックができます。
子宮体癌の進行スピードはどのくらいですか?
子宮体癌の種類(組織型)などによっても異なりますが、代表的な類内膜癌では比較的緩徐に進行することが多いです。
子宮体癌の生存率はどのくらいですか?
がんの種類によっても異なりますが、現時点では早期であれば、5年生存率が90%程度と考えられます。
子宮体癌が手遅れになることはありますか?
子宮体癌を見つけたとき(診断時)の進行度によっては、治癒困難で手遅れとも言える状況になることはあります。
子宮体癌は転移する前の状態であれば治りますか?
早い時期に見つかれば、多くの方で治ることが期待できます。
子宮体癌で痩せることはありますか?
はい。子宮体癌そのものの影響や治療の影響により、痩せてしまうことは少なくありません。
子宮体癌のステージについて教えてください。
子宮体がんのステージを以下に示します。イラストも参考にしてください。
症状について
治療について
受診について
検査について
子宮体癌の検査はどのようなものですか? 痛みはありますか?
子宮の中に器具を入れて細胞を採取します。痛みの感じ方には個人差がありますが、分娩歴がない方のほうが痛みを感じやすい傾向があります。
子宮体癌の検診とはどのようなものですか?
子宮口から細い器具を挿入し、子宮内膜細胞診や組織診を行います。
子宮体癌検診にひっかかる確率はどのくらいですか?
無症状で特に疑わしい所見がない場合には、子宮体癌にひっかかる(陽性となる)可能性は極めて低いでしょう。
子宮体癌の検査結果の見方を教えてください。
陰性、内膜異型細胞、子宮内膜増殖症、子宮内膜異型増殖症、悪性腫瘍の5分類で表記されることが多いです。
子宮体癌の検査は何歳から何年おきに受けるのがよいですか?
一般的には無症状の方に対する子宮体癌の定期的な検診については、何歳から何年ごととといった明確な推奨はありません。
子宮体癌の検査後に出血することはありますか?
子宮内腔の細胞や組織を採取するために多少の出血を伴うことが一般的です。
子宮体癌の検査で麻酔をしてほしいです。どのように相談すればよいですか?
麻酔を希望する際には、痛みに弱いことなどを担当医と相談してみると良いでしょう。
診断について
薬について
(参考文献)
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