子宮体癌の検査で麻酔をしてほしいです。どのように相談すればよいですか?
麻酔を希望する際には、痛みに弱いことなどを担当医と相談してみると良いでしょう。
子宮体がんの検査で麻酔を希望する場合、まずは痛みに対する恐怖感を医師に伝え、麻酔を用いた検査が可能かどうか確認しましょう。
一般的には麻酔なしで検査を行いますが、痛みの弱い方や子宮頸管が狭く処置に伴う痛みが強くなることが予想される場合には、麻酔をして処置を行うこともあります。
また、事前に子宮頸管を広げる処置を行うことで、スムーズに検査を行うことができる場合もあります。
主な麻酔方法としては、局所麻酔と静脈麻酔があります。
局所麻酔
子宮頸管に鎮痛剤を注入することで痛みの緩和が期待できます。意識レベルには影響がなく、より簡便な麻酔法となります。
静脈麻酔
鎮痛剤や鎮静剤を点滴で投与します。寝ている間に処置をすることもできますが、入院などが必要となることも少なくありません。
通常の子宮体がん検査ではなく、子宮内膜組織をより詳細に全周性に検査をおこなう必要がある場合(子宮内膜全面掻爬術)などに用いることが多いです。
公開日:
最終更新日:
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
子宮体癌
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
「子宮体癌」とはどのような病気ですか?
子宮体部と呼ばれる、妊娠時には赤ちゃんを養う部位に生じるがんを「子宮体癌」と呼びます。
子宮体癌の原因や考えられる症状には何がありますか?
子宮体癌の発生には「エストロゲン」という女性ホルモンが関係しています。主な症状としては不正出血(特に閉経後)が挙げられます。
子宮体癌には初期症状はありますか?
不正出血(月経ではないときに血が出ること)、おりものに血や膿が混ざるといった症状が挙げられます。
子宮体癌の場合、主にどのような治療をしますか?
がんの進行状況によって、子宮と卵管・卵巣を摘出する手術を行ったり、抗がん剤や放射線を用いたりします。
子宮体癌が疑われる場合、何科を受診したらよいですか? また、病院を受診する目安はありますか?
不正出血や月経不順などがある場合、産婦人科を受診しましょう。特に閉経後に不正出血が見られた場合、早めに受診するようにしましょう。
子宮体癌のセルフチェックはできますか?
不正出血が頻繁に見られる、閉経後も出血があるといった場合には注意が必要です。症状検索エンジン「ユビー」でもセルフチェックができます。
子宮体癌の検査はどのようなものですか? 痛みはありますか?
子宮の中に器具を入れて細胞を採取します。痛みの感じ方には個人差がありますが、分娩歴がない方のほうが痛みを感じやすい傾向があります。
子宮体癌の出血の特徴はどのようなものですか?
月経時以外の出血(不正出血)が特徴です。閉経後に出血が見られた場合には特に注意が必要です。
子宮体癌はエコーでわかりますか?
エコー検査の結果から子宮体癌を疑うことはありますが、確定診断のためには細胞を採る検査が必要です。
子宮体癌が発覚するきっかけはありますか?
月経時以外の出血(不正出血)が代表的です。
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。