骨盤の痛み

上半身と下半身をつなぐ骨盤の部分や下腹部、腰背部などの痛みが「骨盤の痛み」と表現されます。

月経周期や妊娠、出産、ストレスなどの心理的な側面が関係していることがあります。

乳がんや肺がんなどのがんが骨盤の骨に転移して、痛みの原因となることもあります。

原因がはっきりしないにもかかわらず骨盤の痛みが続く「慢性骨盤痛」かもしれません。医療機関で相談しましょう。

骨・関節の病気や、骨盤の中の臓器の病気が考えられます。

子宮内膜症や子宮腺筋症などが原因で、生理の時に強い骨盤の痛みを感じることがあります。

歩けないほど激しく痛む場合や痛みが続く場合、また日常生活に支障が出ている場合は、無理をせずに受診しましょう。

いつから痛いのか、どこが痛いのか、どのような時に痛いのかといった点を中心に伝えましょう。

骨などに痛みがある場合は整形外科となりますが、女性の場合は産婦人科の受診が望ましいこともあります。

出産後の骨盤の変化に伴う違和感や痛みに対して、安静、骨盤ベルト、体操などの理学療法などが有効な可能性があります。

適度なストレッチや運動で、妊娠後の骨盤の痛みが改善することがあります。

痛み止めによって症状が改善する可能性があります。医師に相談しましょう。