過敏性腸症候群(IBS)
「過敏性腸症候群」とは、ストレスや自律神経の乱れが原因で下痢、腹痛、便秘、お腹の張りなどの症状を慢性的にきたす病気です。思い当たる症状がある場合は、他の病気の除外と適切な治療が必要なため、消化器内科やかかりつけ医を受診してください。
新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器科
吉岡 藍子 監修
おすすめのQ&A
もっと見る症状について
過敏性腸症候群では吐き気を伴うこともあります。
過敏性腸症候群の可能性があります。
過敏性腸症候群の症状である可能性があります。
過敏性腸症候群の症状である可能性はあります。
再発する可能性はあります。
はい、あります。食事内容や食べ方を工夫しましょう。
過敏性腸症候群の可能性がありますが、他の病気の可能性もあります。
過敏性腸症候群の症状である可能性はあります。
過敏性腸症候群の可能性が考えられます。
下痢や便秘などの排便の異常が数週間続く場合は、過敏性腸症候群の可能性があります。
下痢の場合は、お腹の痛みと激しい便意が伴います。また、便秘の場合は、お腹の張りなどを伴うことがあります。
精神的ストレスや自律神経のバランスが乱れることで、慢性的に便秘や下痢が生じます。
病気について
急な便意、水様便、残便感などがあります。
慢性的な便秘、お腹の張り、ガスたまりなどがあります。
はい、あります。食事内容や食べ方を工夫しましょう。
関係があると考えられています。
若年層でも過敏性腸症候群(IBS)のリスクはあり、主にストレスや食生活が影響します。
過敏性腸症候群に対するタバコの影響を示す明確な証拠はありません。
筋トレに限らず、運動全般に効果があると考えられています。
過敏性腸症候群の症状をコントロールすることが重要です。
刺激物、高脂肪食を控えましょう。また小腸で吸収されにくく大腸で発酵しやすい糖質を多く含む「高FODMAP食」を過度に摂取することを避けましょう。
ガスが腸内に溜まります。その結果、お腹が張って苦しい、おならが頻繁に出る、おならの臭いが強くなるなどの特徴があります。
メカニズムは解明されていませんが、ストレスが原因で下痢、便秘、お腹の張りなどの症状が起きると知られています。
ストレスや自律神経の乱れで、腸が刺激に対して過敏になり、便秘や下痢などの排便に異常が生じる病気です。腸の検査では一見異常が見つからないことがほとんどです。
受診について
治療について
診断について
手続きや支援について
薬について
イリボーⓇとコロネルⓇは、飲み始めて1週間目から効果が現れ始めます。 さらに長期間飲むことで症状の改善が期待できます。
ビオフェルミンなどのプロバイオティクス(整腸剤)は、過敏性腸症候群に対して有効です。
ロキソニンⓇは過敏性腸症候群に効果がありません。
大腸がんなどの重大な疾患の可能性があるため、医師に「過敏性腸症候群」と診断を受けた後に市販薬を使ってください。
症状に応じて下剤や、腸の運動や機能を調節する薬、下痢止め薬などを組み合わせて使用します。
(参考文献)
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ