トイレに行くたびにうんちが出るのは過敏性腸症候群の症状ですか?
過敏性腸症候群の可能性がありますが、他の病気の可能性もあります。
トイレに行くたびに排便するという症状がある場合、過敏性腸症候群は可能性のひとつとしてあり得ます。ただし、診断するにはより詳しい経過を知る必要があります。
過敏性腸症候群は、ストレスなどが原因で、便通異常や腹痛といった消化器症状を引き起こす病気です。
症状は長期間にわたって繰り返し発生し、排便によって軽快します。便通異常では、形や柔らかさなどの性状の変化や、頻度の変化が生じることがあります。
頻度は過剰に多くなることもあれば、便秘になることもあります。そのため、腹痛の有無や、排便によって症状が改善するか、という点も診断において有用です。
ただし、大腸がんやクローン病などの他の消化器の病気でも同じような症状を引き起こす可能性があり、過敏性腸症候群を診断するには、それらの病気でないことを確認することが重要です。
診断のために、血液検査や大腸カメラなどさまざまな検査が行われることがあります。
治療や症状、検査について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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