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この病気のQ&A : 22

くろーんびょう

クローン病

同義語

Crohn病

「クローン病」とは、口から肛門にいたる消化管全体に炎症が起きる、原因不明の難病で、小腸から大腸、肛門に変化が起こりやすい病気です。主に10〜20代の人が発症することが多く、遺伝的な要因も関係していると言われています。腹痛や下痢、発熱、血便が見られます。肛門や皮膚、関節などお腹以外に症状が出ることもあるため、下痢や腹痛の悪化、体重減少、発熱などの症状がある場合は早めに受診しましょう。

新潟大学大学院医歯学総合研究科 消化器科

吉岡 藍子 監修

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クローン病ではどんな薬を使いますか?副作用はありますか?

炎症をおさえる5-ASA製剤が基本になります。必要に応じてステロイドや免疫調整薬も使用します。

クローン病の薬はいつまで飲むのでしょうか? ずっと飲み続けなくてはいけないのでしょうか?

基本的にずっと飲み続ける必要があります。症状が安定したら、薬の量や種類を減らすこともあります。

クローン病の薬が効かない場合はどうしたらいいですか?

追加の薬を使用したり、絶食して腸を休めたりします。また、感染症など他の病気が合併していないか調べます。

ベドリズマブ(エンタイビオⓇ)にはどのような副作用がありますか?

重大な副作用として、投与中または投与後24時間以内に息苦しさ・気管支の痙攣・発疹などの反応や、肺炎・敗血症などの重篤な感染症があらわれることがあります。

ベドリズマブ(エンタイビオⓇ)を使用してどのくらいで効果が出ますか?

個人差などがあり、一律の回答は難しいです。臨床試験では、初回投与2週後から改善の見られるケースも報告されています。

ベドリズマブ(エンタイビオⓇ)の薬価はいくらですか?

2024年1月時点で点滴静注用300mgは279,573円、皮下注108mgペンは69,888円です。ただし、これは患者さん自身が支払う金額ではありません。

ベドリズマブ(エンタイビオⓇ)の添付文書の内容はどのようなものですか?

添付文書にはその薬の効果や副作用、薬が使える病気、使ってはいけない条件、薬の量や使い方、臨床試験の成績などが記載されています。

アダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)は副作用はありますか?

アダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)の使用により副作用が出る可能性があります。感染症などの免疫に関わる副作用が特徴的です。

アダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)の効果を教えてください。

腸管の炎症を抑えることで、下痢や腹痛、発熱などの症状を改善したり、症状が一時的あるいは継続的に軽減した状態の維持に効果があります。また、瘻孔の治療にも効果があります。

アダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)は長期投与はできますか?

アダリムマブ(ヒュミラⓇ️、アダリムマブBSⓇ️)の長期的な使用は可能ですが、使用期間は症状や安全性を考慮して判断します。

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