クローン病に対して栄養療法は行いますか?
クローン病に対して、栄養療法を行うことがあります。
クローン病の寛解を目指すにあたり、栄養療法を行うことがあります。
鼻からの管を通して、または口から直接栄養剤を入れる経腸栄養、または点滴での静脈栄養を用います。
経腸栄養の場合は、成分栄養剤のエレンタールⓇあるいは消化態栄養剤のツインラインⓇなどが第一選択です。ラコールⓇの半消化態栄養剤を使うこともあります。
最初は少量から開始して、徐々に投与量と濃度を増やしていきます。数日以上かけて維持量に移行し、1日の維持投与量として、理想体重1kg当たり30kcal以上が目標です。
合併症があったり重症度が高い場合は、絶食で完全静脈栄養法が検討されるなど、病状と患者さんの状態を考慮しながら行います。また、小児の場合は原則として他の治療法に先行して行われます。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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