クローン病は何人に1人の割合で発症しますか?
約1800人に1人がクローン病に罹患していると推察されますが、正確な患者さん数は不明です。
2014年の疫学調査では、国内の人口10 万人あたりのクローン病の罹患率は55.6人でした。ここから計算すると約1,800人に1人がクローン病に罹患していることとなりますが、これは推察の患者数です。
また、厚生労働省難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班が 2014 年に行った疫学調査では約70,000人のクローン病の患者さんがいると推察されました。
患者数は増加傾向にあると考えられますが、正確な患者数は不明となっています。
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医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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クローン病とはどのような病気ですか?
口から肛門にいたる消化管全体に炎症が起きる、原因不明の難病です。小腸から大腸、肛門に変化が起こりやすい病気です。
クローン病にはどのような人がなりやすいですか?
10〜20代の人が発症することが多いです。遺伝的な要因も関係していると言われています。
クローン病を放置するとどうなりますか?
腸に穴が開いて、腹膜炎というお腹の中のひどい炎症を起こすことがあります。
どのような症状がクローン病に見られますか?
腹痛や下痢、発熱、血便が見られます。肛門や皮膚、関節などお腹以外に症状が出ることもあります。
クローン病と症状が似ている他の病気はありますか?
おもに大腸での症状が見られる、潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)と区別する必要があります。
クローン病で医療機関を受診する目安はありますか?
基本的に定期通院が必要ですが、下痢や腹痛の悪化、体重減少、発熱などの症状がある場合は早めに受診しましょう。
どのようにしてクローン病と診断されますか?
内視鏡検査を行って胃腸の粘膜の様子を観察し、クローン病に特徴的な変化が観察されれば診断を確定します。
クローン病では、どのような検査を行いますか?
おもに内視鏡検査で胃腸の粘膜のようすを観察します。血液や便の検査、CT検査など内視鏡以外の画像検査も行います。
クローン病かもしれないと思って病院に行く場合、何科を受診したらいいですか?
基本的には消化器内科を受診しましょう。
一般的にどのような治療をクローン病に対して行いますか?
服薬と栄養療法が基本です。状態に応じて白血球除去療法、手術なども行います。
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