クローン病の治療ではどのような注射が使用されますか?
クローン病の炎症を抑える作用のある生物学的製剤が使用されます。
クローン病の治療で使用される注射薬は生物学的製剤であり、具体的には抗TNFα抗体などがあります。
軽症から中等症のクローン病では5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤や副腎皮質ステロイドや免疫調節薬などの内服薬が使用されますが、重症の患者さんでは生物学的製剤(注射薬)が用いられることがあります。
生物学的製剤には、抗TNFα抗体、抗インターロイキン12/23p40抗体、抗インターロイキン23p19抗体、抗α4β7インテグリン抗体、ヤヌスキナーゼ阻害薬などがあります。これらはそれぞれ作用が異なりますが、炎症反応に関与する機能や炎症シグナル伝達の働きを抑えることにより、クローン病の炎症を抑える効果があります。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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