クローン病の治療ではどのような注射が使用されますか?
クローン病の炎症を抑える作用のある生物学的製剤が使用されます。
クローン病の治療で使用される注射薬は生物学的製剤であり、具体的には抗TNFα抗体などがあります。
軽症から中等症のクローン病では5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤や副腎皮質ステロイドや免疫調節薬などの内服薬が使用されますが、重症の患者さんでは生物学的製剤(注射薬)が用いられることがあります。
生物学的製剤には、抗TNFα抗体、抗インターロイキン12/23p40抗体、抗インターロイキン23p19抗体、抗α4β7インテグリン抗体、ヤヌスキナーゼ阻害薬などがあります。これらはそれぞれ作用が異なりますが、炎症反応に関与する機能や炎症シグナル伝達の働きを抑えることにより、クローン病の炎症を抑える効果があります。
公開日:
最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
𝕏ユビー病気のQ&A
治療が必要な患者様へのお願い
クローン病
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。