クローン病の合併症について教えてください。

腸管の瘻孔、狭窄、膿瘍の他、皮膚など消化管以外の部位に症状が出ることもあります。

解説

クローン病の主な合併症は、瘻孔(腸管に穴が開く)、狭窄(腸管が狭く細くなる)、膿瘍(膿がたまる)など症状が挙げられます。

また、消化管以外の部位に症状が出ることもあり、その中で最も多いのは皮膚の症状です。

皮膚の合併症には結節性紅斑(圧痛を伴う赤色や紫色のしこり)、壊疽性膿皮症(痛みを伴う皮膚の炎症)、アフタ性口内炎(痛みを伴う口内炎)などがあります。消化管の症状が出る前に皮膚の症状が現れることもあります。

公開日

最終更新日

医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科

石川 翔理 監修

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(参考文献)

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関連するQ&A

クローン病の薬が効かない場合はどうしたらいいですか?

追加の薬を使用したり、絶食して腸を休めたりします。また、感染症など他の病気が合併していないか調べます。

クローン病の薬はいつまで飲むのでしょうか? ずっと飲み続けなくてはいけないのでしょうか?

基本的にずっと飲み続ける必要があります。症状が安定したら、薬の量や種類を減らすこともあります。

クローン病ではどんな薬を使いますか?副作用はありますか?

炎症をおさえる5-ASA製剤が基本になります。必要に応じてステロイドや免疫調整薬も使用します。

クローン病の治療中に、日常生活で気を付けることは何でしょうか?

動物性脂肪をなるべく避けるなど、食生活に気を付けましょう。また、定期的な通院・検査を怠らないようにしましょう。

クローン病の治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。

完治する病気ではありません。定期的な通院と検査を行いつつ、薬物治療や食事療法で病状の安定をはかっていきます。

一般的にどのような治療をクローン病に対して行いますか?

服薬と栄養療法が基本です。状態に応じて白血球除去療法、手術なども行います。

クローン病かもしれないと思って病院に行く場合、何科を受診したらいいですか?

基本的には消化器内科を受診しましょう。

クローン病では、どのような検査を行いますか?

おもに内視鏡検査で胃腸の粘膜のようすを観察します。血液や便の検査、CT検査など内視鏡以外の画像検査も行います。

どのようにしてクローン病と診断されますか?

内視鏡検査を行って胃腸の粘膜の様子を観察し、クローン病に特徴的な変化が観察されれば診断を確定します。

クローン病で医療機関を受診する目安はありますか?

基本的に定期通院が必要ですが、下痢や腹痛の悪化、体重減少、発熱などの症状がある場合は早めに受診しましょう。

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