クローン病の合併症について教えてください。
腸管の瘻孔、狭窄、膿瘍の他、皮膚など消化管以外の部位に症状が出ることもあります。
クローン病の主な合併症は、消化管における瘻孔、狭窄、膿瘍、そして皮膚における結節性紅斑や壊疽性膿皮症です。
クローン病は口腔から肛門までの消化管、主に腸管の症状が出ることが多いです。
腸管の合併症としては、瘻孔(腸管に穴が開く)、狭窄(腸管が狭く細くなる)、膿瘍(膿がたまる)など症状が挙げられます。
また、消化管以外の部位に症状が出ることもあり、その中で最も多いのは皮膚の症状です。
皮膚の合併症には結節性紅斑(圧痛を伴う赤色や紫色のしこり)、壊疽性膿皮症(痛みを伴う皮膚の炎症)、アフタ性口内炎(痛みを伴う口内炎)などがあります。消化管の症状が出る前に皮膚の症状が現れることもあります。
これらの合併症は、腸管の慢性的な炎症が原因で発生し、患者さんの生活の質に大きな影響を与えることがあります。
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最終更新日:
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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