過敏性腸症候群の薬であるイリボーⓇやコロネルⓇの効果が出るまでどのくらいかかりますか?
イリボーⓇとコロネルⓇは、飲み始めて1週間目から効果が現れ始めます。 さらに長期間飲むことで症状の改善が期待できます。
過敏性腸症候群の薬であるイリボーⓇ(ラモセトロン)やコロネルⓇ(ポリカルボフィルカルシウム)の効果が出るまでの期間は、それぞれ以下のように報告されています。
イリボーⓇ(ラモセトロン)
臨床試験によると、「腹痛や腹部不快感がなくなった」または「腹痛や腹部不快感がかなり改善した」と回答した患者さんの割合は、飲み始めて1週間目で約20%、4週間目で約30%、12週間目で約50%でした。また、便の回数は薬を飲み始めて2日目から減少しました。
コロネルⓇ(ポリカルボフィルカルシウム)
臨床試験によると、便の形や腹痛、お腹の不快感や張る感じなどの症状に対して、コロネルⓇを飲み始めて1週間程度で50%以上の患者さんに効果が現れました。
ガイドラインでは、4〜8週間薬を服用して有効性を判断すると記載されています。
公開日:
最終更新日:
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
日本消化器病学会. 機能性消化管疾患診療ガイドライン2020-過敏性腸症候群(IBS)改訂第2版. 南江堂. 2020
アステラス製薬株式会社.“医薬品イリボー インタビューフォーム”.アステラス製薬株式会社.https://amn.astellas.jp/content/jp/amn/jp/ja/common/pdfviewer.html/content/dam/jp/amn/jp/ja/di/doc/Pdfs/DocNo202311783_y.pdf,(参照 2024-03-29).
アステラス製薬株式会社.“医薬品コロネル インタビューフォーム”.アステラス製薬株式会社.https://www.info.pmda.go.jp/go/interview/3/800126_2399011C1042_3_015_1F.pdf ,(参照 2024-03-29).
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
過敏性腸症候群(IBS)
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。