過敏性腸症候群の診断後、治療が効果的でない場合の対処法は?
70代・女性のご相談
ご相談いただきありがとうございます。右下腹部の痛みや腸の不調でお悩みとのこと、心からお察しします。過敏性腸症候群(IBS)と診断されているものの、症状が改善せず不安を感じていらっしゃるのですね。少しでもお力になれればと思います。
まず、IBSについてですが、これは他の病気がないことを確認した上で診断されるものです。すでにいくつかの検査を受けて異常が見つかっていないとのことですので、IBSと診断されるのは一般的な対応です。ただし、他の原因がないとは限りません。
考えられる可能性としては以下のようなものがあります。
- IBSの症状が悪化している。
- 現在の薬が十分に効果を発揮していない。
- 他の病気が隠れている可能性。
IBSは見た目には異常がなくても、腸の働きの不調から症状が出ることがあります。ストレスや疲れ、食生活などが影響して症状が悪化することもあります。現在服用されている薬についても、効果には個人差がありますので、もし症状が改善しない場合は、医師に相談して薬の種類や量を見直すことをお勧めします。
また、過去の手術が影響している可能性も考えられます。例えば、手術後の癒着が腸の動きを妨げていることもあります。便秘はないとのことですが、お腹の張りやガスが溜まる症状は、癒着によるものかもしれません。
次のステップとしては、以下のことを考えてみてください。
- 再度、消化器内科や婦人科を受診し、症状について相談してみましょう。追加の検査が必要かもしれません。
- 現在の薬が合っているかどうか、医師に相談してみてください。必要に応じて薬の見直しを行いましょう。
- 食生活を見直し、食物繊維や発酵食品を積極的に摂るように心がけましょう。刺激物や脂っこいものは控えめに。
- 軽い運動を日常に取り入れてみてください。腸の動きを助ける効果があります。
- ストレスを減らす工夫をしてみましょう。リラックスできる時間を作ることも大切です。
- 規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとるようにしましょう。
症状が改善しない場合は、医師と相談しながら適切な対応を考えていきましょう。少しでも早く楽になれるよう、応援しています。
公開日:
相談日:
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ医療AIパートナー ユビー
24時間いつでも健康の悩みを気軽にチャットで相談できるあなただけの医療AIパートナー。なんとなく不調な時や人に相談しづらい悩みがあるときも、どんな相談もOKです