子宮体癌の検査はどのようなものですか? 痛みはありますか?
子宮の中に器具を入れて細胞を採取します。痛みの感じ方には個人差がありますが、分娩歴がない方のほうが痛みを感じやすい傾向があります。
子宮体癌の検査方法
子宮体癌の検査では、超音波検査(エコー)に加えて、子宮内部の細胞・組織の採取を行います。採取のやり方としては、以下の2種類が挙げられます。
内膜細胞診
症状や超音波での観察で子宮体癌が疑われた際にまず行われる検査です。細い器具を子宮の奥(体部)に挿入して細胞を採取します。
内膜組織診
内膜細胞診で異常が見て取れた際などに、精密検査として行うことがあります。細胞診で用いる器具よりもやや大きい器具を用いて子宮内膜の組織を採取します。より多くの細胞・組織を採取できるため、正確な診断が可能となります。
検査に伴う痛みについて
内膜細胞診・組織診に伴う痛みの感じ方には個人差があります。傾向としては、分娩歴がある方のほうが器具の挿入が容易で、痛みも感じにくいとされています。
器具の挿入に時間がかかる場合や痛みが強い場合には、麻酔下で処置をできることもありますので、一度主治医と相談してみましょう。
公開日:
最終更新日:
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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