胃がん
「胃がん」とは、胃壁の最も内側にある粘膜層の細胞が何らかの原因でがん化して、無秩序に増殖することで発症する病気です。飲酒や喫煙・高塩分食・ピロリ菌感染などが原因で発症し、高齢男性に多いのが特徴です。胃の不調を感じたり、がん検診で異常を指摘されたりした場合には消化器内科を受診しましょう。
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
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胃から発生するがんのことです。
スキルス胃がん(4型)とは、がん細胞が胃の粘膜下層に広範囲に広がる特徴があり、進行も早く予後不良の病気です。
男性よりも女性に多く、通常の胃がんよりも比較的若い人がなるという特徴があります。
ステージにより異なりますが、胃がん全体で5年後に生存していた人の割合は約60%との報告があります。
20代で胃がんを発症することはまれですが、スキルス胃がんという若い方でも発症しやすい胃がんもあります。
主な胃がんの前兆には、胃の痛みや不快感、胸やけ、吐き気などがあります。
ステージIVの胃がんの場合、5年生存率は6%前後とされています。
塩分過多、喫煙、飲酒、ヘリコバクター・ピロリの感染など生活習慣や環境が要因になると言われています。
スキルス胃がんには明確な前兆が現れにくいとされています。
胃がんの種類によってもさまざまですが、一般的に早期胃がんでは進行がゆっくりである傾向があります。
早期の胃がんで治癒を期待できます。
胃がんの種類は肉眼分類によって分けられ、がんの見た目や形状に基づいて0型から5型に分かれています。
胃がんの進行速度は、個々の患者さんの条件だけでなくがんの種類によって異なります。
胃がん患者さんを調査した研究によると、胃がんの好発年齢は60歳以上であることが示されています。
スキルス胃がんはお腹の中の他の臓器に転移することが多いです。
スキルス胃がんを含む胃がんの前段階であると考えられています。
30代女性におけるスキルス胃がんのリスクについて示した明確なデータは確認できませんでした。
あまり一般的ではありませんが、スキルス胃がんによって腰痛になる可能性はあります。
胃がんを早期発見するためには、健康診断や胃がん検診、人間ドックを受けるようにしましょう。
胃がん全体の5年生存率は62.6%と報告されています。
はい。必ずしも胃がんとは限りませんが、胃がんの可能性はあります。
身体内に取り込まれるエネルギー量が減少し、消費されるエネルギー量が増加することで体重が減少します。
はい。あまり一般的ではありませんが、胃がんが目の不調に影響を与えることはあります。
はい。あまり一般的ではありませんが、胃がんによって頭痛が起こることはあります。
胃がんは男性のほうがなりやすく、男女比はおよそ2:1と報告されています。
未分化胃がんの一種がスキルス胃がんと呼ばれる種類のものです。
可能性は否定できません。
主に、幽門前庭部と呼ばれる胃の下部付近、小弯と呼ばれる内側のカーブです。
はっきりとしたことはわかっていません。
食生活が胃がんのリスクを上昇させる可能性はあります。
個人差があるので一概には言えません。
非常に低いですが、ゼロではありません。
人口10万人あたり、40~44歳で約8~10人、45~49歳で約15人程度です。
はい、有効です。複数の研究で証明されています。
塩分が高い食べ物は、胃がんのリスクを増加させると知られています。
わかっていない部分もありますが、胃がん一般と同様、ピロリ菌感染、喫煙、塩分過多などが考えられています。
余命についてのデータはありません。食事は消化によいものを複数回に分けて食べるようにしましょう。
高齢者に絞ったデータはありませんが、一般的に5年生存率は5.8%と言われています。
治療をしない場合に限ったデータはありません。
倦怠感や食欲不振、むくみ、意識障害といった症状が現れ、衰弱して最後を迎えます。痛みも伴います。
人それぞれですが、流動食やお粥、また味噌汁や果物を食べるケースが多いという報告もあります。
症状について
ピロリ菌の感染が主な原因です。塩分、赤身肉や加工肉のとりすぎ、喫煙なども原因になります。
胃の痛みや不快感、吐き気、食欲低下などの症状があります。
胃がんの初期段階ではほぼ症状がありません。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えると、胃がんが疑わしいかどうかの確認はできます。
ほかの胃がんと大きな違いはありません。
胃の不調、貧血や体重減少などに対する内視鏡検査で胃がんが発覚することが多いです。胃がん検診や人間ドックで発覚することもあります。
自覚症状があると手遅れということではありませんが、検診を受けたり、早期受診を心がけることが大切です。
胃がんの症状としておならはありませんが、げっぷがみられることがあります。
スキルス胃がんの初期は、ほとんどが無症状です。
がんが脊椎に転移(骨転移)した場合、背中に痛みを生じる可能性があります。
胃がんの前兆が直接くちびるに現れることは一般的にはありません。
胃がんの早期は、ほとんどが無症状で、がんが進行すると上腹部の痛みや不快感、吐き気や嘔吐といった症状が現れます。
胃がんは、進行すると肺や肝臓などの臓器に転移することがあります。
胃がんのステージごとに特徴的な症状はありません。
多臓器転移や、病変の増大による症状が現れる可能性があります。
胃がんステージ4の生存率は、5年後で5.8%と言われています。
腹水の症状が出現した場合のみの余命についてのデータはありません。
食欲不振や嘔吐、倦怠感、手足のむくみや腹部膨満、痛みなどのさまざまな症状が現れます。
治療について
がんの進行度(ステージ)に応じて、内視鏡治療、手術療法、化学療法(抗がん剤治療)などの治療を行います。
胃がん患者さんの手術については、がんの進行度や患者さんの全身状態、年齢などを考慮し決定されます。
手術以外の治療法を検討します。
個人差があるため、一概には言えません。
内視鏡治療や手術、薬物療法で治療します。
切除不能および再発胃がんに対してオプジーボは効果的です。
内視鏡治療は口から行います。痛みは伴いますが、鎮静薬で緩和しつつ行うことが多いです。
概ね2〜3週間程度の間、内服薬や点滴の薬を使用し、その後一定期間休薬するサイクルを繰り返します。
内視鏡治療はステージ1の早期がんが適応になります。
受診について
診断について
検査について
発泡剤(炭酸)で胃を膨らませ、バリウム(造影剤)を飲んでレントゲンで撮影します。
医療機関では、胃カメラも内視鏡検査も同義語として使われています。
国内の研究結果をもとに、死亡率や検査によるリスクを考慮し対象年齢は50歳以上、検査の間隔は2年に1回となりました。
バリウム造影検査の画像によってスキルス胃がんを発見できることはあります。
血液検査がスキルス胃がん発見の糸口となることはありますが、血液検査のみで確定させることはできません。
スキルス胃がんは胃カメラで見落とされる可能性があります。
薬について
薬 : エベロリムス(アフィニトールⓇ)について
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薬 : トラスツズマブ(ハーセプチンⓇ)について
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薬 : ニボルマブ(オプジーボⓇ)について
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薬 : パクリタキセル(タキソールⓇ)について
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(参考文献)
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