胃がんの末期症状にはどのようなものがありますか?
食欲不振や嘔吐、倦怠感、手足のむくみや腹部膨満、痛みなどのさまざまな症状が現れます。
胃がんが進行し末期(ステージ4)になると、がんが胃の外へ広がったり、他の臓器へ転移したりすることで、さまざまな症状が現れます。
①食事に関する症状
がんが胃を狭くすることにより食べ物が通りにくくなったり、がんの進行により全身の状態が悪化することで、食欲不振や嘔吐が起こります。
また、それに伴う栄養状態の悪化や体重減少、倦怠感が現れます。
②痛みや貧血、胃以外に現れる症状
胃の周囲の神経や他の臓器に広がると、みぞおちや背中の痛みが現れることがあります。
胃の病変から出血している場合には、貧血になる場合もあります。
また、栄養の低下や代謝の異常、腹膜播種の影響などでお腹に水がたまったり(腹水)、手足のむくみが生じます。
③転移による症状
肝転移では黄疸や腹水、肺転移では息苦しさ、骨転移では骨の痛みが生じることがあります。
症状がつらい場合は、緩和ケアによる症状の緩和が重要です。治療方針については医師と相談しましょう。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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