抗がん剤治療のスケジュールについて教えてください。
概ね2〜3週間程度の間、内服薬や点滴の薬を使用し、その後一定期間休薬するサイクルを繰り返します。
胃がんの抗がん剤治療は、がんの進行度や治療の目的(手術前後の補助療法・進行がんの治療)によって異なります。
① 手術前後の補助化学療法
術前補助化学療法(ネオアジュバント療法)は、手術前にがんを小さくするために行われます。
S-1という飲み薬とシスプラチンという点滴を組み合わせ、途中で点滴を挟んで3週間飲み薬を内服し、1週間休む、計4週間を1サイクルとした治療を行います。
術後補助化学療法では、再発予防のために手術後に抗がん剤を使用します。
S-1内服のみの場合には28日内服し14日間休む、計6週間を、ドセタキセルという点滴を併用する場合には14日間内服し1週間休む、計3週間を1サイクルとした治療を行います。
② 進行・再発胃がんの化学療法
進行がんや再発胃がんでは、さまざまな薬を使って治療を行います。概ね複数の抗がん剤を2~3週間ごとに点滴・内服で投与します。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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