HER2遺伝子
HER2遺伝子は細胞増殖などに関与しており、HER2の遺伝子異常(HER2タンパクが過剰に存在する)はがん治療の標的になっています。HER2阻害薬は、乳がん、大腸がん、胃がん、唾液腺がんで有効です。HER2阻害薬には内服薬と注射薬があり、注射薬は抗HER2抗体薬と呼ばれます。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
HER2遺伝子のQ&A
関係あります。HER2の遺伝子異常は乳がん患者さんの約20%で認められ、治療の対象になります。
関係あります。他の治療薬が無効な進行大腸がんの患者さんでHER2陽性の場合、治療の対象になります。
関係あります。手術不能進行胃がん、もしくは再発胃がんでHER2陽性の患者さんは治療の対象になります。
関係あります。手術不能進行もしくは再発の唾液腺がんでHER2陽性の患者さんは治療の対象になります。
HER2陽性乳がんの進行速度はそれ以外の乳がんと比べて速い場合もありますが、常にそうとは言えません。
HER2機能を阻害し、抗腫瘍効果を発揮する薬剤です。小分子化合物(内服)と抗体薬(注射)があります。
HER2阻害薬には小分子化合物と抗体薬がありますが、注射投与する抗体薬を抗HER2抗体薬といいます。
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(参考文献)
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