スキルス胃がんは胃カメラで見落とされることがありますか?
スキルス胃がんは胃カメラで見落とされる可能性があります。
スキルス胃がんは胃カメラで見落とされる可能性があります。
スキルス胃がんの診断には、胃カメラや、胃カメラを用いて組織の一部を切り取り観察する生検という検査が、重要な役割を担っています。
しかし、これらの検査の精度は100%ではありません。研究によって報告されている数値が異なりますが、感度(病気を見逃さない確率)は59.0%~91.2%と報告されています。
また、高度の胃の萎縮と伴う場合や、低分化がんの場合にはがんが見逃されやすいという報告もあります。低分化がんとは、正常な細胞から形態が離れたがんのことを指します。
スキルス胃がんでは、他の胃がんに比べて胃の萎縮がみられやすく、低分化がんの割合が多いため、より診断が難しいと考えられます。
100%確実な検査は存在しないので、診断の精度を上げるためには、他の検査を組み合わせたり、症状や家族歴、これまでの病気の既往などを確認することが重要です。
横浜医療センター 消化器科
川崎 千瑛 監修
(参考文献)
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