ドキソルビシン塩酸塩(アドリアシンⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
このお薬の副作用として、血液を作る機能が弱まることや、心電図異常、脱毛などが報告されています。
ドキソルビシン(アドリアシンⓇ)では、以下のような副作用が報告されています。主な副作用としては、心電図異常、髪の毛が抜ける(脱毛)、吐き気や嘔吐、口の中の炎症(口内炎)、食欲がなくなる(食欲不振)などがあります。
重大な副作用
心筋障害、心不全(いずれも頻度不明)
心臓の筋肉の働きが弱まったり、全身に血液をうまく送れなくなったりします。息苦しさ、息切れ、疲れやすさ、むくみ、体重が増えるなどの症状に注意が必要です。また、使用が長期間にわたると副作用が強く現れ、長く続くことがあります。
骨髄機能抑制、出血(いずれも頻度不明)
骨の中にある、血液を作る働き(骨髄)が弱まることで、赤血球(酸素を運ぶ)、白血球(体を守る)、血小板(出血を止める)などが減ってしまいます。動悸、息切れ、発熱、感染症にかかりやすくなる、出血が止まりにくくなるなどの症状が現れます。
ショック(頻度不明)
血圧が急激に下がるなど、重いアレルギーのような症状が出ることがあります。冷や汗、めまい、顔面が青白くなる、手足が冷たくなる、意識がなくなるなどの症状に注意が必要です。
間質性肺炎(頻度不明)
肺の組織に炎症が起こることがあります。咳や息切れ、息苦しさ、発熱などの症状が現れることがあります。
萎縮膀胱(頻度不明)
このお薬を膀胱の中に直接注入して使う場合(膀胱腔内注入法)に起こることがある副作用で、膀胱が硬くなり小さくなることで、尿が漏れたり、尿が近くなったりします。
その他報告されている副作用(頻度:5%以上のもの)
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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