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この病気のQ&A : 42

にゅうがん

乳がん

「乳がん」とは、乳腺の組織にできるがんで、多くは乳管から発症します。進行すると、がん細胞は周りの組織を壊しながら増殖し、血液やリンパ液の流れに乗って転移します。乳がんは男性にも発生することがあり、女性同様に乳管より発症します。治療は基本的に女性同様の治療となり、予後も同様です。女性の場合は、婦人科受診、男性は乳腺外来に受診しましょう。

成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員

藤井 達也 監修

乳がんについて、知りたいことを選択してください

病気について

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薬について

乳がんは主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

乳がんに対する主な薬物療法としては、内分泌療法、分子標的薬などが挙げられます。

乳がんで薬が効かない場合、どうしたらよいですか?

乳がんにはさまざまな治療法があります。主治医と相談しながら別の治療法を模索することになります。

アナストロゾール(アリミデックスⓇ)の効果は何ですか?

アナストロゾールには、閉経後乳がんの増殖を抑える効果があります。

アナストロゾール(アリミデックスⓇ)の副作用として関節痛は現れますか?

アナストロゾールの副作用として、関節痛が現れることがあります。

アナストロゾール(アリミデックスⓇ)は抗がん剤ですか?

アナストロゾールは閉経後乳がんに効果のあるお薬ですが、抗がん剤ではなく、ホルモン剤です。

アナストロゾール(アリミデックスⓇ)にはどのような副作用がありますか?

アナストロゾールは女性ホルモンを抑えるため、更年期障害のような症状が起こりやすくなります。

エキセメスタン(アロマシンⓇ)は抗がん剤ですか?

エキセメスタンは抗がん剤ではなく、エストロゲンを抑制するホルモン剤です。

エキセメスタン(アロマシンⓇ)の作用機序は何ですか?

エキセメスタンは、アンドロゲンをエストロゲンに変換するアロマターゼという酵素を阻害することで、エストロゲン依存性の乳がんの増殖を阻害します。

エキセメスタン(アロマシンⓇ)の副作用は何ですか?

エキセメスタンは女性ホルモンを抑えるため、更年期障害のような症状が起こりやすくなります。

レトロゾール(フェマーラⓇ)は不妊治療の薬ですか?

閉経後乳がんの治療以外に、卵巣刺激、排卵誘発の目的で不妊治療でも使用されることがあります。

レトロゾール(フェマーラⓇ)の効果は何ですか?

アロマターゼ阻害薬と呼ばれるホルモン療法薬の一種で、閉経後乳がんのほか、不妊治療でも使われています。

レトロゾール(フェマーラⓇ)の副作用は何ですか?

主な副作用として、ほてり、頭痛、関節痛などがあります。

診断について

検査について

マンモグラフィとはどのような検査ですか?

色々な角度から乳房をX線で撮影する検査です。

マンモグラフィで胸が小さくて挟めない場合はありますか?

「胸が小さい」という理由のみでマンモグラフィが受けられないことは、基本的にありません。

マンモグラフィ認定技師とはなんですか?

マンモグラフィ検診の精度を一定に保った、撮影が可能であると認定された技師です。

乳がん検診の時の服装はどうすれば良いですか?

なるべく上半身の衣類を脱ぎやすい服装で受診しましょう。

マンモグラフィ検査にかかる費用を教えてください。

場合によって異なりますが、保険料3割負担では左右両側の撮影で1,500円程度です。

マンモグラフィでは放射線を使用しますか?被曝量はどのくらいですか?

放射線を使用します。ほとんどの撮影において放射線量は2.4mGy以下です。

生理中でもマンモグラフィを受けられますか?

受けられますが、ホルモンバランスの関係で痛みを強めに感じることがあります。

マンモグラフィを受けない方がいい場合はありますか?

妊娠中の方、豊胸術後の方、ペースメーカーが入っているなど、受けない方が良い場合があります。

乳がん検診として、マンモグラフィとエコーのどちらを受けると良いですか?

一概には言えませんが、40歳以上の女性は2年に1回、問診とマンモグラフィの受診が推奨されています。

乳がん検診のエコー検査で写真を撮られた場合、悪いサインですか?

悪いものであるとは限りません。

乳がんのエコー検査で黒い丸がうつった場合、何が考えられますか?

黒い丸としてうつるものにはさまざまなものがあり、一概には言えません。

乳がん検診で要精密検査となる確率はどのくらいですか?また、要精密検査の場合はどのくらいの確率でがんですか?

実際に乳がんと診断される人は要精密検査となった人の5%、乳がん検診を受診した人全体の0.4%です。

乳がん検診は何歳から受けたら良いですか?

厚生労働省の指針では、40歳以上の女性は2年に1回乳がん検診を受けることが推奨されています。

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