乳がんのしこりにはどのような特徴がありますか?
弾力があり、痛みを伴わないことが多く、皮膚の陥凹などがみられることもあります。
乳がんは、痛みを伴わない弾力のあるしこりとして訴えられることが多いとされています。
しこりの間接的な所見として、皮膚の陥凹(へこみ)を伴うことがあり、えくぼ所見と言われます。しこりを作らずに、乳頭からの血性分泌、乳頭の陥凹、左右非対称などがみられる場合もあります。
進行すると胸壁に固定され動かなくなったり、皮膚に結節や潰瘍を作ることもあります。
炎症性乳がんの場合は、しこりを伴わず、皮膚の発赤、浮腫を認めます。
検診で行われるマンモグラフィでは不整形または輪郭がギザギザしている、腫瘤の境界が周囲とはっきりしない、微細な石灰化を伴うものなどが悪性を疑われます。
日頃から自分の乳房の状態を知っておき、変わったことがあれば医療機関を受診するようにしましょう。
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最終更新日:
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
新臨床腫瘍学 改訂第7版 pp.397~400, 南江堂
植松孝悦ほか.ブレスト・アウェアネス(乳房の健康チェック)のすすめ.乳がん検診の適切な情報提供に関する研究 | 福井県済生会病院,https://brestcs.org/information/self/(参照 2024-10-22)
患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版. Q2 乳がんの診断はどのようにして行うのでしょうか. 患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版, https://jbcs.xsrv.jp/guideline/p2023/gindex/10-2/q2/(参照 2024-10-22)
T. M. Kolb, et al. Radiology. 2002,225(1),165-175.
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