ビノレルビン酒石酸塩（ロゼウスⓇ）では、どのような副作用がみられますか？

ビノレルビン酒石酸塩（ロゼウスⓇ）では、主な副作用として食欲不振や嘔気などが現れます。また、重い副作用には、骨髄機能抑制（血液中の成分が減少する）や、間質性肺炎などがあります。

重大な副作用

• 骨髄機能抑制：発熱、鼻や歯茎からの出血、頭痛などの症状がみられます。
• 間質性肺炎（1.4%）、肺水腫（0.1%未満）：咳、息苦しい、発熱などの症状がみられます。
• 気管支痙攣（0.1%未満）：突然の息切れ、息をするとヒューヒュー音がするなどの症状がみられます。
• 麻痺性イレウス（0.4%）：腹痛、嘔吐などの症状がみられます。
• 心不全（0.1%）、心筋梗塞（0.1%未満）、狭心症（0.1%未満）：息苦しい、疲れやすい、胸痛などの症状がみられます。
• ショック（0.1%未満）、アナフィラキシー（0.1%未満）：全身や喉のかゆみ、蕁麻疹、息苦しい、意識を失うなどの症状がみられます。
• 肺塞栓症（頻度不明）：胸痛、息切れなどの症状がみられます。
• 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群（SIADH）（0.1%）：意識の低下、吐き気、痙攣などの症状がみられます。
• 重篤な腎障害：尿量が減る、むくみ、体がだるいなどの症状がみられます。
• 急性膵炎（0.1%未満）：発熱、嘔吐、激しい腹痛や腰痛、背中の痛みなどの症状がみられます。

その他報告されている副作用（頻度：20%以上のもの）

• 食欲不振、嘔気
• 総蛋白低下、血漿中電解質（ナトリウム、カリウム、クロール、カルシウム）異常