ゴセレリン酢酸塩(ゾラデックスⓇ)では、どのような副作用がみられますか?
このお薬の主な副作用は、ほてりや血圧変動で、重い副作用はアナフィラキシーや間質性肺炎などです。
ゴセレリン酢酸塩(ゾラデックスⓇ)の主な副作用は、ほてりや血圧の変動などがあり、重い副作用としてアナフィラキシー(体が薬に強く反応してしまう重いアレルギー反応)や間質性肺炎(肺の一部に炎症ができて呼吸が苦しくなる)などが報告されています。
重大な副作用
〈疾患共通〉
- アナフィラキシー(頻度不明):意識の低下、動悸、蕁麻疹、唇などの腫れなどの症状がみられます。
- 間質性肺炎(頻度不明):発熱、息苦しい、咳などの症状がみられます。
- 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):体がだるい、白目や皮膚が黄色くなる、嘔吐などの症状がみられます。
〈前立腺がん〉
- 前立腺がん随伴症状の増悪(0.1~5%未満):尿が出にくい、骨や背中が痛いなどの症状がみられます。
- 糖尿病の発症又は増悪(頻度不明):体がだるい、のどが渇く、尿量が増えるなどの症状がみられます。
- 心不全(0.1~5%未満):体がだるい、むくみ、息苦しいなどの症状がみられます。
- 血栓塞栓症(0.1~5%未満):血を吐く、嘔吐、胸痛や腹痛などの症状がみられます。
〈閉経前乳がん〉
- 高カルシウム血症(頻度不明):喉の渇き、嘔吐などの症状がみられます。
- 血栓塞栓症(頻度不明):血を吐く、嘔吐、胸痛や腹痛などの症状がみられます。
その他報告されている副作用
〈前立腺がん〉(頻度:0.1~5%未満のもの)
- 血圧の変動(高血圧、低血圧等)
- 乳房腫脹、乳房圧痛、性欲減退、勃起力低下
- BUN上昇、クレアチニン上昇、蛋白尿
- AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇
- 骨性疼痛
- 貧血
- 注射部位反応(出血、血腫、膿瘍、硬結、疼痛等)
- 顔面潮紅、発汗、発熱、体のほてり、浮腫、トリグリセライド上昇、コレステロール上昇、食欲不振、体重増加、倦怠感
〈閉経前乳がん〉(頻度:5%以上のもの)
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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