ドキソルビシン塩酸塩(ドキシルⓇ)には、どのような効果がありますか?
このお薬は、がん化学療法後に悪化した卵巣がんや、エイズ関連カポジ肉腫の治療に用いられます。
ドキソルビシン塩酸塩(ドキシルⓇ)は、がんを小さくする効果を持つ抗がん剤です。この薬は、過去に化学療法を受けたあとにがんが悪化した卵巣がん(再発卵巣がん)の患者さんや、エイズ関連カポジ肉腫という特殊なタイプのがんの患者さんに使われます。
具体的な臨床試験の結果としては、以下の通りです。
- 再発卵巣がん:国内で行われた臨床試験では、がんが小さくなる効果(奏効率)が約21.9%の患者さんでみられました。また、海外の臨床試験では、従来の治療薬と比較して、患者さんの生存期間が長くなる傾向も示唆されています。
- エイズ関連カポジ肉腫:海外の臨床試験では、約53.0%の患者さんでがんが小さくなる効果が確認されています。これは、全身化学療法による前治療の有無に関わらず有効性が示されています。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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