トレミフェンクエン酸塩(フェアストンⓇ)には、どのような効果がありますか?
この薬は、閉経後の乳がんの治療に用いられます。
トレミフェンクエン酸塩(フェアストンⓇ)は、乳がんの治療薬のうちホルモン療法剤と呼ばれるグループに属する薬です。主に乳がん細胞のエストロゲン受容体に作用し、がん細胞が増えるのを抑える効果があります。閉経後乳がんの患者さんに処方されます。
臨床試験では、前治療がない、または術後補助療法後に再発した閉経後乳がん患者さんに40mg/日を使用したところ、24.1%の方に効果(奏効率)が確認されています。また、タモキシフェン療法に十分な効果が見られなかった乳がん患者さんでは、120mg/日の使用で11.8%の方に効果(奏効率)が認められています。さらに、非ステロイド性アロマターゼ阻害薬に十分な効果がみられなかった乳がんの方を対象とした臨床試験では、120mg/日の使用で10.8%の方に効果(奏効率)がみられています。
薬は自己判断で中止したり、量を加減したりすると病状が不安定になることがあるため、医師の指示通りに飲み続けることが重要です。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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