乳がんを早期発見するためにできることはなんですか?
日頃から自分の乳房を意識する生活習慣「ブレスト・アウェアネス」を身につけることが大切です。
乳がんを早期発見するためには、自身の乳房の状態に関心を持ち、乳房を意識して生活することが大切です。
この生活習慣は「ブレスト・アウェアネス」とよばれ、以下4つのポイントがあげられます。
- 自分の乳房の状態を知る:
入浴や着替えのタイミングなどで日頃から自身の乳房を見たり、触ることを習慣にすることで、自分の乳房の状態を知っておく。
- 乳房の変化に気をつける:
しこりがないか、乳頭から茶色や赤色の分泌物が出ていないか、乳頭乳輪部のただれや皮膚の凹凸(おうとつ)がないかに気をつける。
- 変化に気づいたら、躊躇せず医療機関を受診する
- 40歳になったら、定期的に乳がん検診を受ける
「ブレスト・アウェアネス」は、乳がんの早期発見や診断、治療に繋がるとても重要な生活習慣とされています。
公開日:
最終更新日:
東京医科歯科大学病院 がんゲノム診療科 特任助教
石橋 直弥 監修
(参考文献)
厚生労働科学研究費補助金(がん対策推進総合研究事業).“令和 2 年度厚生労働科学研究費補助金(がん対策推進総合研究事業)「乳がん検診の適切な情報提供に関する研究」、乳房を意識する生活習慣 ブレスト・アウェアネス”.厚生労働科学研究費補助金(がん対策推進総合研究事業).https://www.jbcs.gr.jp/uploads/files/citizens/breastawareness_pamph.pdf,(参照 2024-10-30).
.乳がん検診について教えてください.患者さんのための乳がん診療ガイドライン2023年版,https://jbcs.xsrv.jp/guideline/p2023/gindex/10-2/q1/(参照 2024-10-30)
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