リュープロレリン酢酸塩(リュープリンⓇ)の副作用が出ない人もいますか?
明かな副作用が出ない場合もあります。しかし、治療中に気になる症状がある場合は主治医にご相談ください。
リュープロレリン酢酸塩(リュープリンⓇ)を使用した治療で、明らかな副作用が現れない場合もあります。例えば、お薬が承認されてから実施された調査における副作用の発現頻度は、使われた病気の種類によって、以下の通り報告されています。
- 子宮内膜症:31.1%の患者さんに副作用が認められました。
- 子宮筋腫:19.4%の患者さんに副作用が認められました。
- 閉経前乳がん:11.6%の患者さんに副作用が認められました。
- 前立腺がん:10.3%の患者さんに副作用が認められました。
- 中枢性思春期早発症:3.5%の患者さんに副作用が認められました。
これらのデータから、副作用が現れない患者さんがおられることがわかります。しかし、副作用の出現は、患者さんの体質や病状、他の薬との併用、服用期間など、さまざまな要因によって異なります。そのため、治療中に何か気になる症状が現れた場合は、すぐに医師や薬剤師に相談することが重要です。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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