ゴセレリン酢酸塩(ゾラデックスⓇ)の副作用の出現時期は、いつですか?
副作用の発現時期は病状等により異なりますが、このお薬は投与初期に症状が悪化する場合があります。
お薬の副作用の発現時期は、患者さんの病状や副作用の種類などにより異なります。ゴセレリン酢酸塩(ゾラデックスⓇ)の副作用が現れる時期も場合によって異なりますが、投与初期(使い始めの約1ヶ月間)に、ホルモンの量が一時的に増えることがあります。この一時的なホルモンの変動によって、いくつかの副作用が強く出ることがありますので、注意が必要です。
前立腺がんの患者さん
薬の投与開始から約1ヶ月間は、前立腺がんによる症状が一時的に悪化することが報告されています。
これらの症状が現れた場合は、すぐに医師に相談してください。
閉経前乳がんの患者さん
薬の投与開始初期に、骨に転移がある患者さんでは「高カルシウム血症」という症状が現れることがあります。また、乳がんに関連する骨の痛みが一時的に強くなることもあります。
ホルモン値の動きとしては、投与を開始して約3日後には、性ホルモン(男性ホルモンや女性ホルモン)が一時的に増えます。その後、徐々に減少し、平均で約2~3週間後には、治療の目標となるホルモンレベル(男性では去勢術を受けた後のレベル、女性では閉経後のレベル)に達し、その状態が続くようになります。
また、治療の初期には、程度の差はありますが、性器からの出血が見られることがありますが、これはホルモン値が安定すれば自然に治まると考えられています。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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