エベロリムス(アフィニトールⓇ)には、どのような効果がありますか?
がん細胞の成長に関わるmTORというタンパク質の働きを阻害して、がん細胞の増殖を抑制する効果があります。
エベロリムス(アフィニトールⓇ)は、細胞の成長や増殖を調節する役割をもつ「mTOR」というタンパク質の働きを阻害して、がん細胞の増殖や血管新生を抑制する効果があります。
mTOR(mammalian target of rapamycin)は、細胞の増殖因子や栄養素などによる刺激を感知して、細胞の成長や増殖、血管新生を調節する細胞内センサーのような役割を持っています。ところが、がん細胞では、このmTOR が異常に活性化しているため、無制限に増殖を続けてしまいます。
これに対し、エベロリムス(アフィニトールⓇ)は、mTORの働きを阻害することによって、がん細胞の過剰な成長や増殖を抑えるだけでなく、がん細胞へ栄養や酸素を供給するための血管がつくられる(血管新生)のを阻害する作用も持っています。
よって、通常は乳がん(手術不能又は再発例)だけでなく、根治切除不能又は転移性の腎細胞がん、神経内分泌腫瘍、結節性硬化症の治療に用いられています。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
こちらの記事は参考になりましたか?
よろしければ、ご意見・ご感想をお寄せください。
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
undefined
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
疾患について分かりやすくまとまっています
1
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
2
一問一答なので 読むのが簡単
3
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
初めての方へ
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラ