エベロリムス(アフィニトールⓇ)の作用機序を教えてください。
がん細胞の成長に関わるmTORというタンパク質の働きを阻害して、がん細胞の増殖を抑制する効果があります。
エベロリムス(アフィニトールⓇ)には、細胞の成長や増殖を調節する役割をもつ「mTOR」というタンパク質の働きを阻害する作用があります。
mTOR(mammalian target of rapamycin)は、細胞の増殖因子や栄養素などによる刺激を感知して、細胞の成長や増殖、血管新生を調節する細胞内センサーのような役割を持っています。ところが、がん細胞では、このmTOR が異常に活性化しているため、無制限に増殖を続けてしまいます。
これに対し、エベロリムス(アフィニトールⓇ)は、mTORの働きを阻害することによって、がん細胞の過剰な成長や増殖を抑えるだけでなく、がん細胞のまわりに新しく血管が作られる(血管新生)のを阻害する作用も持っています。
がん細胞が増殖し続けるためには血管から酸素や栄養素を取り込む必要があるため、血管新生を妨げることはがん細胞への栄養や酸素の供給を遮断してがん細胞の増殖を抑制することにつながります。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
(参考文献)
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