リュープロレリン酢酸塩(リュープリンⓇ)の副作用の出現時期は、いつですか?
副作用の発現時期は病状などにより異なりますが、このお薬は投与初期に症状悪化等がみられる場合があります
お薬の副作用の発現時期は、患者さんの病状や副作用の種類などにより異なります。リュープロレリン酢酸塩(リュープリンⓇ)の副作用も、場合により異なりますが、例えば、治療を始めたばかりの時期に、以下のような症状が現れることが知られています。
初回投与初期の一時的な症状悪化(フレアアップ)
- 子宮内膜症や子宮筋腫の場合:治療を開始すると、一時的にホルモン分泌が活発になることで、下腹痛や腰痛などの症状が一時的に悪化することがあります。しかし、これは通常、治療を続けるうちに自然と治まります。
- 中枢性思春期早発症の場合: 同様に、性ホルモンが一時的に上昇することによって、性器出血や乳房の発育の進行など、思春期の症状が一時的に悪化することがあります。これもほとんどが一過性で軽度であり、薬の投与を続けると改善します。
- 前立腺がんや閉経前乳がんの場合:治療開始直後に、ホルモン濃度の一時的な上昇に伴って骨の痛み(骨疼痛)が強くなることがあります。前立腺がんでは、さらに尿の通り道が詰まったり(尿路閉塞)、背骨の神経が圧迫されたりするおそれもあります。そのため、前立腺がんの治療では、特に薬の投与開始から1ヶ月間は、体の様子を十分に観察することが大切です
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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