テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(ティーエスワンⓇ)の副作用の出現時期は、いつごろですか?
お薬による副作用があらわれるまでの期間は、患者さんの病状や副作用の種類によって異なります。
お薬による副作用があらわれるまでの期間は、患者さんの病状や副作用の種類によって異なります。このお薬の副作用についても、その種類などにより、あらわれる時期に一定の傾向があります。
骨髄抑制(白血球やヘモグロビン、血小板の減少など)
薬の治療を開始してから、白血球やヘモグロビン、血小板の数が最も低くなるまでに、それぞれ中央値で27日、25日、24日かかります。また、そこから回復するまでには中央値で7日、5.5日、6日かかります。
下痢、発疹、口内炎
初めて症状が現れるまでに、それぞれ中央値で24.5日、21日、28日かかります。症状が最も強くなってから消えるまでには、それぞれ中央値で9日、14日、13.5日かかります。
この薬では、重い副作用が起こる可能性があるため、治療を始めてすぐの時期や薬の量を増やした時には、頻繁に体の状態を確認する検査が行われます。
体の変化に気づいたら、主治医や薬剤師にご相談ください。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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